
『カメラを止めるな!』
無名キャスト、新人監督の低予算の邦画。ゾンビ映画。
「なんか、あんまり興味ないかも?」と思っちゃった人には、全力でおすすめしたい映画です。
今年ベスト1の邦画です!
めちゃくちゃ笑えるし、観た後、本当に幸せな気持ちになれる、そんな映画愛や家族愛が詰まった映画。
1年にたくさん良い映画が公開され、自分も全部を観ることはできないし、その中から全てをおすすめできないのですが、この映画に出会って本当に良かったと思いました。
三谷幸喜のようなドタバタ劇で、とにかく面白さを追求した映画。
開始30分くらいは、単なるゾンビ映画かと思ってしまいますが、そのあとの展開から、すべてが計算(伏線)だとわかる。そこから笑いの嵐。こんなに笑いが溢れた試写は初めてでした。
しかも、気持ちいいんですよ。笑って良しとするわかりやすさ。会場の一体感が心地いい。
最高なので、ぜひ観て欲しい。
日本のゾンビ映画の新たな傑作です。
ワンカット37分。
これが非常に緻密に伏線を張っていて、後々それが全て回収されるのは、
さすがとしか言いようがなくて、後半の怒涛の展開は爽快そのもの。
笑って、笑って、最後はなぜだか胸が熱くなる、そんな映画になっています。
ゾンビ映画というと、一般の人はちょっと手につけられにくいジャンルかもしれませんが、
根本的なテーマは、「たくさんの人と協力して、モノづくりをする人たちの愛」だと思います。
一人では決して作れないのが映画。1本の映画(や映像)を作るために、その裏にどれだけの人の思いや熱意、行動があるのか?そういったことが描かれているからこそ、胸熱な展開になり、本広克行、犬童一心、深田晃司ら映画業界のそうそうたる人たちが、この映画を絶賛しているのだと思います。
もちろん映画製作、業界の人は共感するものはありますし、父親が観てもグッとくるシーンもあります。そして何より、関わっている人が、この映画を楽しんで欲しいという熱い想いが伝わってくる。
映画好きは絶対見てほしいし、そうでない人にも見てほしい。不思議と応援したくなる、笑って、感動できる素晴らしい映画です。
映画が好きな人が集まって、この映画を観て、みんなで笑えるので、劇場でぜひ観て欲しいのですが、公開する劇場が少ないので見れないと言う方に朗報!
今週6月23日公開の前日、6/22(金)21時〜劇場公開前夜にニコ生で「カメラを止めるな!」本編を生配信!(有料)するそうです!
http://sp.live2.nicovideo.jp/watch/lv313751506
同時に品川ヒロシさんをゲストに迎え上田監督とキャストで #カメ止め を観るトーク番組も配信!(無料)
http://sp.live2.nicovideo.jp/watch/lv313752059
日本映画って面白いのなくない?っていう方、日本のゾンビ映画レベルの傑作って何?と言う方はぜひ騙されたと思って鑑賞してみてください。

公式サイト:http://kametome.net/index.html
参考:ショートフィルム「彼女の告白ランキング」が面白すぎる!
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