#240 モアナと伝説の海/『マッドマックスFR』で『もののけ姫』なのか?

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『モアナと伝説の海』
Moana
満足度:★★★★★(5)
ジャンル:アニメーション(冒険、成長、家族)
時間:107分
監督:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー
年度:2017年
製作:アメリカ
配給:ウォルト・ディズニー・アニメーション

ストーリー説明

数々の伝説が残る南太平洋の大きな島で育ったモアナは、幼い頃に海と “ある出会い” をしたことから、海に選ばれる。そして16歳になったとき、運命に導かれるように “禁じられた” 海へ旅立つが―。

引用:Filmarksより

「モアナと伝説の海」 HOW FAR I’LL GO -24ヶ国語版

劇場鑑賞

立川シネマシティ 2D字幕【極上音響上映】にて。

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もっと遠くへ

素晴らしかったです!

男女の恋愛=ロマンスのないプリンセスディズニー・アニメーション。
監督の意図ですね。
参照:『モアナと伝説の海』王道ではないディズニープリンセス誕生秘話、監督明かす | マイナビニュース

素晴らしい点がいくつかあるのですが、
以下羅列すると、、

・子孫へと受け継がれる開拓への意志が熱い
・未知なるものに挑戦する主人公の葛藤と成長がきちんと描かれている
・伝説の英雄マウイ(かっこいい変身と戦い)との冒険がかっこいい
・音楽が素晴らしい!(「How far I’ll go」が意味合いを変えて何回か流れるのがとっても良い)
・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』的な胸熱展開(10分くらいですが、オマージュとして演出された戦闘シーンがあります。太鼓!)
参照:ディズニー映画『モアナと伝説の海』の監督にインタビュー:「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のオマージュは意図的」|ギズモード・ジャパン

音楽もちょっと似ている?

・『もののけ姫』のような崇高な自然への描写(こちらも宮崎駿監督に影響されていると答えられています)
参照:ディズニー「モアナと伝説の海」に宮崎駿監督の影響 | Close Up | ダイヤモンド・オンライン
・ちょっとした隠れネタが多い(変身シーンに「アナ雪」の、同じ海ということ『ファインディング・ニモ』の、、さらにエンドロールにはあのゲームの、、そしてエンドロール後のお楽しみに、、、)
・ディズニーの可愛いキャラクターも今回もいます(アホなニワトリのヘイヘイ、可愛い子豚のプア。それにしても「ツイート」を使うセンスいいですよね)

『アナと雪の女王』のヒロインのアナへ全く共感できなかった自分としては、今回は何も違和感なく感情移入できました。自然と応援したくなりましたよ!

参照:#136 アナと雪の女王/音楽と映像は最高!ただ”真実の愛”については苦言。。

モアナは16歳の女の子。
自分の居場所、自分は何者なのかという存在意義に悩む年頃です。

村の長である父親をいつかは継ぐ身として、民の期待に応えなくてならないというプレッシャーもありつつ、それでも海の外へ行きたいという冒険の心も持っています。

それはそうですよね。あれだけ綺麗な海の向こうに何があるか、知ってみたいじゃないですか!
本当の自分(心)を押し殺して、生きて行く辛さ。自分の中からくるこの思いは何?と悩むのですが、その気持ちがわかったシーンがとっても感動するんですよ!!!(この家族との別れは、単に冒険したいという軽い気持ちとかではなく、反抗する気持ちではないんですよ、、)

それを教えてくれるのが、
自分を第一に受け入れ愛してくれたタラおばあちゃんです。
ばあちゃんがキーといっても過言ではないです。ばあちゃんめっちゃいいよ!!

自分の祖先がやってきたあることを知ることで、自分が持っていた想いが何であったのか知り、肯定されるのですね。そのとき、再びかかるのが「How Far I’ll Go」。自分の家族への「誇り」ですよね。

実は、ラストにまた「How Far I’ll Go」がかかる展開があるのですが、
こちらの意味合いにも注目です。

自分が何をすべきなのか、「役割」を知るということ。自分が選ばれた「理由」を知ること。
半神半人のマウイがヒーローにこだわった理由などが重なって、ここからの展開も胸熱です。

モアナにとっての「海」。

それは、きっと自然に対する敬意や憧れ、偉大な祖先への崇拝の想いの象徴なのではないかと思いました。

自然との密接な関係にあること、祖先とのつながりの大切さが描かれている素晴らしい映画でした。3.11の今日、観れて良かったです。

「How Far I’ll Go」すっごくいい曲ですよ!早速サントラ買いました!

ここが感動的!

以下の解説記事が非常にわかりやすいです!!

終わりなきチェインを次世代につなげる——「Moana」に込められた意図とは| dpost.jp

最後に、日本のポスターデザインについて、あれこれ言う声もありますが、そんなことどうでも良くないですかね。。日本は日本のお子さんに馴染みのあるポスターを見せただけだと思います。あくまでメインの観客である子供に向けてのポスターだと思いますし、それを映画が大好きなファンが作品の良さ云々の前に(作品観る前に)「あーだこーだ」ネガティブプロモーションしてはダメな気がします。せっかく良い映画なのですから、いろんな人に楽しんでもらえるように盛り上げていくのが映画ファンであるべきだと自分は思います。
(大人が楽しむ飾るための、観るためのポスターなら日本以外のものを買えばいいことですし、、それよりも、1年に劇場で映画を1本観るか観ないかという日本人の実態を考えたら、そりゃあポスターデザインもこうなりますよ。1年に50本以上劇場で観る自分なんて、ポスターで映画を観る観ない判断しないですもん。。)

その意味で、『マッドマックスFR』に似ている!楽しいよ!みんな観に行こうと声かけるのはありだと思います。(ただ、『マッドマックスFR』にている部分は10分かそこらなので、そこに期待しずぎずに。。。それ以上に深くて、魅力のある映画なので、そこにも目を向けてほしいです)

読んで頂いて、ありがとうございます。

●参照

(C)2016 Disney. All Rights Reserved.

○予告

○公式サイト
上映劇場・チケット|モアナと伝説の海|映画|ディズニー

○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
終わりなきチェインを次世代につなげる——「Moana」に込められた意図とは| dpost.jp
ディズニー「モアナと伝説の海」に宮崎駿監督の影響 | Close Up | ダイヤモンド・オンライン
ディズニー映画『モアナと伝説の海』の監督にインタビュー:「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のオマージュは意図的」|ギズモード・ジャパン
『モアナと伝説の海』王道ではないディズニープリンセス誕生秘話、監督明かす | マイナビニュース