【短編映画感想】無口な織物職人が地下アイドル「めめたん」に『堕ちる』わけとは?

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『堕ちる』

30分ほどの短編です。

無口で真面目な熟練の織物職人がふとしたきっかけでローカル地下アイドル「めめたん」にハマってしまうというストーリー。この両極端の設定聞いて、なんかちょっと気になりますよね。
とりあえず、以下予告見てみてください。

ね!どうですか?気になりません?
村山監督はこれまでCMや乃木坂46・NMB48などのアーティストのMV制作を行う映像ディレクターとして活動されていたということで、映像がとっても綺麗で見やすいです。

そして、冒頭からずっと引き込まれました。織物職人のおじさんが良い味出しているんですよ。中村まことさんという方で、劇団「猫のホテル」創設メンバーで看板役者だそうです。

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昔から劇団で活躍されていただけあり、存在感が違います。無口な男がめめたんにはまっていく様子が、良い具合に気持ち悪くなく、すっと受け入れられます。最後の最後まで、一言もしゃべらなくとも、伝わってくる演技ってすごいです。

最後に一言、発するのですが、それは観てのお楽しみということで、、、笑

舞台は、群馬県の桐生市。1300年の歴史を持つ絹織物「桐生織」を特産とする街であり、またファッションの街でもあるとのこと。織物職人のおじさんは、めめたんのためにステージ衣装を作るのですが、めめたんの音楽聞きながら夜な夜な作っているシーンはちょっと可愛いさもあります。

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※決して気持ち悪くないのです。

めめたん、はじめはそんな魅力的に思わないのですが、だんだんと好きになっていくのは不思議です。劇中でめめたんが歌うオリジナル曲「wonderland」。これがまた良いんです。いわゆるアイドルソングですが、織物職人のおじさんのテーマソングでもあるので、切なさも混じって良い味が出る曲に仕上がっています。

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ちなみに、そんな可愛いめめたんを演じたのは、錦織めぐみ(@memetan_0705)さん。 アイドルグループLuce Twinkle Wink☆のメンバーとして活動する現役アイドルだそうです。映画上映後に、ご本人が前に出てくださったのですが、映画で観たからか、可愛かったですね。堕ちそうです笑

実は、タイトルの「堕ちる」は、「堕落」という意味の他に「恋に落ちる」という意味が含まれています。堕ちていく先には、決して暗い道ではないと感じさせるラストに救いがある、おじさんの愛が溢れる良い映画でした。

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映画『堕ちる』上映+トークショー! – LOFT PROJECT SCHEDULE

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※関係試写で観させてもらいました。