#232 ブリッジ・オブ・スパイ/対立する同士の架け橋

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ブリッジ・オブ・スパイ /満足度★★★★☆(4.5)Bridge of Spies/ジャンル:サスペンス、伝記(交渉)/144分/監督:スティーヴン・スピルバーグ/製作:2015年/日本公開:2016年/アメリカ/配給:20世紀フォックス/製作費:?

 

信念と家族と友情を描いた伝記映画

▼後で読む。

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ストーリー説明
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ストーリー:アメリカとソ連の冷戦のさなか、保険関連の敏腕弁護士ドノヴァン(トム・ハンクス)は、ソ連のスパイであるアベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受ける。その後ドノヴァンの弁護により、アベルは死刑を免れ懲役刑となった。5年後、アメリカがソ連に送り込んだ偵察機が撃墜され、乗組員が捕獲される。ジェームズは、CIAから自分が弁護したアベルとアメリカ人乗組員のパワーズ(オースティン・ストウェル)の交換という任務を任され……。

引用:シネマトゥデイより

多少対立関係は知識があった方が良いと思うので以下を見てから観られると良いと思います。

▼映画「ブリッジ・オブ・スパイ」オリラジあっちゃんが教える真実の武勇伝

劇場鑑賞

吉祥寺オヲオンにて。

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○感想

『ターミナル』以来のタッグで話題の、スティーヴン・スピルバーグ監督とトム・ハンクスのサスペンス(実話)。面白くないわけがないですよね。

東西冷戦下の1960年に実際に起きた出来事です。冷戦状態で互いに情報を集めようと必死。そのためスパイが必要になってくるのですが、自国のために行ってきた行為は他国において、その重大性故に当然重罪となってきます。”法”の範疇を越えた政治的な結論が求められます。

信念を持って立ち向かう勇気

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トム・ハンクスが演じるドノヴァンは弁護士。それも”保険”が専門の弁護士です。そんな人が証拠もたくさんあるソ連のスパイを弁護することになります。アメリカ国民は皆、当然のように死刑を求めます。しかし、ドノヴァンは冷静に”ある信念”に基づき彼を弁護します。ドノヴァンのその行為は、家族をも巻き込み国民から嫌われる結果となります。ドノヴァンがCIAにつけられて、バーみたいなところで話すシーンに彼の信念を知ることができますこれは映画のラストに彼があるひとにいうセリフにも通じててとても素晴らしいシーンなのでお見逃しなく!!

正しいと思うことをするとき、どの視点によってみるかでそれが変わってきますよね。そんなとき、自分の信念を貫いてゴーイングマイウエーするか、それとも世間の空気を感じて同調するかでその人の生き方、価値感が分かります。

ドノヴァンだけでなくて、家族全員が白羽の矢が立たれるのですから相当な覚悟と想いが必要です。けれども、ドノヴァンの家族もやはり彼の家族だけあって泣かせるんですよね。強い!映画全体に通じますが、大きなドラマッチックな展開があるわけでもなく、大分淡々と進んでいき、熱くさせる掛け合いもそう多くないのですが、きっと家族も父親のことを信じていたということが顔つきなどで分かります。(きっと、奥さんはそうは言っても感づいてはいただろうなぁって思います。だからこそあのラストは良かった)

映画とは関係ないですが、最近ベッキーさんのある騒動が世間の恰好の話題になっています。このことをどう見るかやどう言及しているかでその人の人となりがわかるなと感じます。一方的な情報しかないので真相は分かりませんが、女性の立場で見るか、浮気している男性側の視点で見るか、はたまた浮気された女性の立場で見るか、関係者(スポンサー、事務所関係者など)から見るかで、誰が正しい、正しくないかがはっきり分かれてきます。

当事者ではない私たちは、新聞やテレビを読んで当事者の顔を見て、嫌悪の表情を見せたり、好意を寄せる顔を見せることしかできない(映画にもそれがわかるシーンが2回映し出されます)ですが、実際の当事者の闘いは想像を絶するほどの脅威に満ちたもので、相当な覚悟を持たないと立ち向かえないものだと分かります。だからこそ、傍観者である私たちこそ!群集心理に揺らがず言動に責任を持つべきだと思うのです。

ドノヴァンは、最初から最後まで信念を突き通しました。スパイとして敵国に捕まった二人もそうです。それぞれが同じ思いをしてきたからこそ、二人に友情が芽生えたのだと思います。

最高のギフトとは

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本当にあれは、”最高のギフト”だと思います。感動しました。

それにしてもスピルバーグのこころがあったかくなるラストは安心するなぁ。。映画好きなひとには分かりやすいのが好みでないひともいるけど、自分はあのラストの感じ好きです。

思えば、”保険”という考え方は、たくさんの人が少しずつ犠牲を払うことで、ひとりの人が大きな犠牲を払うことを防ぐ社会的救済のシステムだと思います。ドノヴァンの行為も、誰もが幸せになれるような“1,1,1”な図らいで、表面的には単純なことですが、裏では非常に複雑なことをしてきたと思うと本当にお疲れ様と労いの言葉を言いたくなる、自分の信念を貫くカッコイイ男の映画でした。

ビジネスマンは交渉術を学ぶべき!

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裁判長を自宅にて説得するシーンは素晴らしい。その交渉術はビジネスマンにも必見です!

とにもかくにも、伏線がたくさんきいていて見ていて気持ちが良い。ラストも描きすぎ!って思う方もいるかもしれませんが、私は想像で補完するというよりも、あそこまで描いて安心して、良かったとすっきりな感じで映画を見終えることができました。ほっこりです。スピルバーグ作品の後味の良さが好き。脚本を担当したコーエン兄弟の功績もあると思います。

去年の今頃見た、法廷伝記映画の『ビッグ・アイズ』も社会派映画と思いつつ、、、なかなかの娯楽性と人間ドラマ性もつまった秀作でしたが、『ブリッジ・オブ・スパイ』も似た雰囲気を感じました。

誠実で責任感は強い感じは『キャプテン・フィリップス』ですね。トム・ハンクスはそういう役が本当にはまり役です。

読んで頂いて、ありがとうございます。

●参照

画像:(C) Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC. Not for sale or duplication.

○予告

公式サイト

○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
町山智浩『ブリッジ・オブ・スパイ』とスピルバーグ映画のテーマを語る

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