#224 キングスマン/ビックマックのようなジャンクフードを食べたいときに見る映画

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キングスマン /満足度★★★★☆(4.5)KINGSMAN:THE SECRET SERVICE/ジャンル:スパイ/129分/監督:マシュー・ヴォーン/製作:2014年,日本公開:2015年/イギリス/配給:KADOKAWA

 

美味しいもの食べたけど、食べた後身体を気にしてしまう映画

▼KC & The Sunshine Band – Give It Up [HQ]

▼後で読む。

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ストーリー説明
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ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はいかなる国の干渉も受けない屈指のエリートスパイ集団だった。ブリティッシュスーツを小粋に着こなす紳士ハリー(コリン・ファース)もその一人で、日々極秘任務の遂行に務めていた。そんなある日、仲間が何者かに暗殺され、彼は街で不良少年エグジー(タロン・エガートン)をスカウトする。

引用:シネマトゥデイより

○感想
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感想書くの遅くなりました。
こういう、映画好きなら絶賛する映画って、記事書くタイミング遅くなると書きづらくなりますよね。。。わざわざ自分が書いておすすめしてもなんて、、思ったり。。。今ある感想の他に自分が書くことってないなぁって思うと書くのが億劫になってしまうのですが、せっかくの面白い映画なので書きます。

※絶賛記事が多くあるので、ちょびっと否定的な意見があってもいいでしょ的なのりで書いてますけど、基本的に満足度星4.5なので誤解を与えるかもしれませんが満足はしてる映画です。。。

では、キングスマンの感想を。

アクション最高!!センスある映画であることは間違いない!

紳士!かっこいい!キレッキレ!ボンボンボン!

これだけで良いですかね。。。。正直これだけ伝えて終わりでも良いんですけど。すっごく面白かった!!!で終わればそれで良いと思います。娯楽映画なので下手に考える必要なんてなくて、何にしたって楽しんだら良いと思うので。

「アナと雪の女王」にしたって、3回観たくらい好きでしたけど、以下のような苦言の感想記事書いたりもしましたし、一応自分が思ったこと、感じたことだけ書いておきます。

#136 アナと雪の女王/音楽と映像は最高!ただ”真実の愛”については苦言。。

結構ブラックユーモアが盛りだくさんの映画なんですよ。笑って良いところではあるのですが、素直に笑えないというか。そこなんです。前半がいまいちで後半が好きという方も自分の周りではよく聞きましたけど、自分は選抜テストとかある前半の方が好きでした。パラシュートのとかあぁいうの好きです。冒頭からワクワクしっぱなしでした。「キック・アス」でも修行シーンみたいなのありますよね。好きです。とにかく勢いのあるセンスがある映画が好きなひとにはおすすめ映画です!

音楽のセンスも良いですから。
▼参照:『キングスマン』での歌曲・挿入歌総チェック!観る前でも観た後でもより世界観を楽しもう! – Cinema A La Carte

ファッションも素敵です。間違いなく良いスーツ着たくなります。ファッションについては以下へ。
▼参照:映画「キングスマン」をファッションから考える – あざなえるなわのごとし

そして、アクションが文句なし!教会アクションシーンは何度も観たくなるほど素晴らしいシーンです。キレッキレかっこいいのです。どうやって撮ってるんだよって。1台のカメラで撮影されていたらしいです。参照:コリン・ファース、ジャッキー・チェンのトレーナーたちとアクション猛特訓! – シネマトゥデイ

▼Lynyrd Skynyrd – Freebird – 7/2/1977 – Oakland Coliseum Stadium (Official)
(アメリカでヒットして愛されている曲。実はかなりの皮肉がこもっている)

あとは、やっぱりスパイ映画に詳しいひとの方がより楽しめると思います。自分お恥ずかしながら「oo7」観たことないんで。。。。。。。いろんなオマージュがあると思います。スパイ映画が好きなひとにはめっちゃ刺さるんだろうなぁって思います。映画通ほど好きなのはなんとなく分かります。(自分は映画通と言えるほど観てません。。。)

▼参照:『キングスマン』に散りばめられた、スパイ映画オマージュ17選 | Ciatr[シアター]

ちなみに、立川シネマシティの【極上爆音上映】で観ました。最高でした。

暗に示した皮肉めいたものがなければ気にならなかった。。。

ただ自分は、どうもあの問題(いい意味で)の花火シーンは素直に喜べなかったですね。ぅおーい!もっともっと!!とは思いましたが(矛盾デスネ)。。。でもちょっと引っかかったんです。

ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)という誰がどう見ても分かりやすい悪役が、携帯電話から人を凶暴化させる音波を出して世界中の人々に殺し合いをさせ、人口を一気に減らすという計画を立てているという話で、それを阻止するべくキングスマンが誰にも知らせず報酬も求めず自身の正義のために悪をやっつけるという話なのですが、なんかすごーく気持ちが悪いんですよね。それをやっつける所も、「キックアス」のような爽快感があんまりない。何しても”汚ねぇ花火”なんですもん。

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「たーまやー!!!!」という爽やかな気分にはなれない。正義が正攻法で悪をやっつけた!というよりか、悪が調子乗りすぎちゃって自爆しちゃったね。という感じ。”綺麗な花火”を見せて欲しかった。。。元が汚い種だから仕方ないのですが。「威風堂々」ってイギリスの第2の国歌と言われてたんでしたっけ。そんな壮大な音楽をこれをバックにして良いの??って思っちゃいました。。。自分は結構毒っけのある皮肉めいた話好きなんですけど、それでもちょっと抵抗ありました。

(どうでもいいことですけど、自分の中では、「威風堂々」は、三谷幸喜脚本のテレビドラマの『合い言葉は勇気』の印象があるんですよね。あれ子どものとき見たとき感動した思い出があったので。)

要は、その花火の種となる悪役があぁなるのが爽快だと思うか否かだと思ったのです。イギリスはなかなかブラックユーモアが好きということもあるのですが、元々はイギリスの階級社会の背景があって始めて成り立つユーモア?なのだと思います。詳しくは以下のヒナタカさんのブログをお読みください。

イギリス階級社会を最大限に皮肉る映画『キングスマン』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー カゲヒナタのレビュー

今の日本ではそういう階級社会は馴染みがないですから仕方ない部分もあるかもしれません。反ゲイ、反堕胎、反ユダヤ人・黒人などの過激派に対する教会のシーン、差別的なものへの対抗意識とかそういうのに興味関心がある方はいらっしゃるので、その辺はかなーり発言にデリケートにならざるを得ないのでなんとも言えないというのが正直な気持ち。。正直自分は信仰的なものとか関心がないということもあり教会の下りはアクションとして観てかっこいい!と思ってよかったけど、それ以上抱くだろう根っこにある(隠された意味での)爽快さは感じられませんでした。

一種の私怨での殺戮なら何となく分かる気もしないでもないんですよ(当たり前ですが、どんな理由であれ殺戮は許されざることです。でも自分がとても愛していたひと、大切に思っていたひとがいなくなってしまったとしたら正直自分ではわからないと思う。。。)。でもここで描かれている殺戮はヒーロー(キングスマン)だから悪をいくら殺してもOKというように感じられてしまうんですよね。。。そっちの方が私怨の殺戮よりよっぽど怖いなって思います。ヒーローが考える正義が本当に正義なんてわからないですし。ヒーローが考える殺戮が正当化されてしまってること自体おかしい。もちろんエグジーにも”ある私怨”があって、行動を起こしている部分もあるのですが、最終的にそこまで深く思ってない気がします。あの最後の王女様との下り(ちょっと下ネタいれつつ、おしゃれでしょ的な感じ)でそう感じられてしまいます。結局そこかっという。。

監督が同じなので当然ですが、『キックアス』がダメな人は『キングスマン』もダメというのは分かりますが、自分は『キックアス』は大好きです。(「キックアス2」もヒット・ガールの成長を描いてて面白かったし。)ただし『キックアス』の成長物語のようにエグジー成長物語だったら、『マイ・フェア・レディ』のように逆転(成り上がり)劇だったら余計なこと考えなかったのですが、いろいろそういう社会背景などが混じりあって、これぞエンタメ映画です!と言い切れない歯がゆさがあって、この映画の醍醐味(本質)とは違うどうでもいい(野暮)ことを書いてしまいました。

自分は、『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』の方が、爽快スパイアクションが正当でめちゃめちゃかっこよくて好きでした。キングスマンはちょっと歯切れが悪い”ハンバーガー”を食べている感じではありました。でも、こういうジャンクフード食べたくなる気分もあるのは分かるんですよねー。だから「キングスマン」はDVD出たらまた観たくなります、正直。自分にとって体に悪いけど、食べたくなる、そんな映画です。

古典的なシーン。「シャイニング」のようにエグジーの母親が娘を襲うシーンもありますね。(あれ普通に娘トラウマになると思いますが。)恩師と同じことを自分もするシーンとか、そういう所は大好きです。

多くのオマージュはスパイ映画(他にも爆発はキューブリック作品『博士の異常な愛情』のオマージュみたいです)への敬意があるからこそ、楽しく観れるのだと思います。その反面、ハリウッド映画では表現できないような皮肉めいた映画というのも何だか不思議な映画です。

「マナーが紳士を作る」

マナーは大切だと思います。人を作ると思います。当然生まれで決まるわけありません。正しいマナーを守って生きれば、円滑に気持ち良く周りのひとと暮らすことができます。「スーツは紳士のユニフォーム」と言っていることも、スーツを着ているということは会う人に対して礼儀(大事だと思っている証拠)と示されるから。外見から内面が変わることはあります。マナーは知ること、真似る(学ぶ)こと、慕うことからまず始まると思います。マナーを守らない=”害”に対してどう接するかについては、どうしたら”紳士”なのか(正解なのか)は、分からないですが、いずれにしても”相手のことを良く知る”ことから始まると思います。

結局何が言いたいかというと、「キングスマン」アクション最高!かっこいい!優雅!!!、、、、、でも、貧困な環境で育った不良少年エグジーの成長を描いたものとも素直に捉えられず、”紳士”たるや”マナー”とはというのも謳っている割には、裏には相手に有無を言わさないようなかなーりの皮肉も混じっていて、なんというか、んー何も言えない、、という映画でした。

読んで頂いて、ありがとうございます。

●参照

○予告

公式サイト

○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
『キングスマン』 知性の本質とは? :映画のブログ
キングスマン/メガネ! スーツ! マイケル・ケイン! | 映画感想 * FRAGILE
映画『キングスマン』の感想やらなんやら色々吐き出す | 映画にわか
ひたすら映画を観まくる日記アルティメット・エディション : 『キングスマン』を観て来ました!(グロ注意)
世界一センスの良い殺し合い!映画『キングスマン』感想、最高かよ!?祭りかよ!? – Cinema A La Carte
『キングスマン』感想”正しい英国紳士のススメ。面白くないわけないじゃん” – のどぐろパート Moo!Movie!
『キングスマン』 上品なオーダーメイドスーツに身を包んだ下品なアクション | レザボアCATs
『キングスマン』 – WHO…エチケットさ – 1953ColdSummer
『キングスマン』 すきなものだけでいいです
こねたみっくす:『キングスマン』 – livedoor Blog(ブログ)

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