#221 ナイトクローラー/ブラック会社の社長がビジネス哲学語っちゃうよ!

Nightcrawler-2014
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ナイトクローラー /満足度★★★★☆(4.5)Nightcrawler/ジャンル:犯罪スリラー/社会派、、、ではない、/サクセスストーリー、、、??/117分/監督:ダン・ギルロイ/製作:2014年,日本公開:2015年/アメリカ/配給:ギャガ

 

こうしてブラック会社は量産されていく。。。。。

▼Nightcrawler Soundtrack – Faith in Love

▼後で読む。

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ストーリー説明

人脈も学歴もないために、仕事にありつけないルイス(ジェイク・ギレンホール)。たまたま事故現場に出くわした彼は、そこで衝撃的な映像を撮ってはマスコミに売るナイトクローラーと呼ばれるパパラッチの姿を目にする。ルイスもビデオカメラを手に入れ、警察無線を傍受しては、事件現場、事故現場に駆け付ける。その後、過激さを誇る彼の映像は、高値でテレビ局に買い取られるように。やがて局の要望はエスカレートし、それに応えようとルイスもとんでもない行動を取る。

引用:シネマトゥデイより

○感想
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何となく、あらすじを見てパパラッチの道徳、そしてそれを見る私たちの道徳を問うような社会派映画かなぁっと思ってました。でも、以下のブログ記事を読んで、なるほど、これは”ブラック会社”を描いた映画なのか!とさらに興味を持ちました。笑

悪を超えた悪がいる 映画『ナイトクローラー』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー カゲヒナタのレビュー

なんだって、インモラルなビジネス系の映画と言えば、去年『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が強烈でしたじゃないですか!絶対真似できないし、真似したくないようなビジネスを”突き抜けて”やる男の話って熱いです。ある一線を越えてるからこそ、見えてくる、真実や教訓ってあると思います。今回の『ナイトクローラー』もそういったものが見られました。

初めに注意しときますが、これを観てもやる気は高まりません。。。。。。この男すごいな、やばいなと思うくらい常識離れしているので、全く共感ができないから。主人公の”人間”ぽい感情が出てこないから仕方ありません。これが主役じゃなくて、悪役だったり、脇役的な存在でしたら、すごい彼のこと好きになってたかもしれません。”狂気な”映画で感情移入できる胸熱(ブラック教師)映画を観たい方は『セッション』をお勧めします。やる気高まりますから。

はまり込んで周りが見えなくなる”恐怖”

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つまり、この映画スリラー的な要素が高く、何をしでかすんだ!?って観てて恐怖を感じる映画です。どんどんはまり込んで抜けられなくなる、そんな恐怖を感じます。のめり込んでしまい、もっと高みを見ようとしてしまって周りが見えなくなることって、少なからずあることだと思います。自分ならできることと出会い、自分なりにこうしたらもっと良くなるということをし続け、それが世間に認められ、調子が出てどんどんそれを極めようと突き進んでしまうこと。

自分なら映画。そしてブログとかもそうですね。ブロガーはよくあることですが、友達や家族とかと出かけても、ブログの記事にしようと周りを顧みずに写真をばんばん撮ってしまうこと。これ、周りから見たら”異常”ですよね。。。でも撮っている自分はそれを”異常”とは思ってない。それくらいのめり込んでいるということ。周りから評価されるがために、自分自身の壁を越えたいがために、そのときそのときの”常識”や”倫理観”を忘れてしまいます。それがエスカレートすると、事実を曲げたり、ありもしないことを作り出したりしてしまうことも。。。他人事のように笑えないのがこの映画のすごさでもあります。

これがビジネスの成功哲学だ!?

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そして、もうひとつこの映画で素晴らしいことがあります。それは、本やネットで成功している人の教訓や言葉を、”実践”(実験?)してる所にあります。

フリーで活躍しているカメラマンが、開業する話でもあるのです。そのために人を雇い、面接するシーンとか見習いましょうw
人事評価するところも一見の価値ありです。。。。
(とはいいつつも、副社長に昇進したんだから、自分をもっと高く評価してって、笑いたくなるシーンもあったり。。上が給料を決めるよりも自分で決めさせる方が効果的なのかと思ったりもしました。)

純粋で積極的でのみこの早いルイスは、どんどんビジネスの成功哲学を実践していきます。それについては、以下のブログ記事が素晴らしいので参照しますね。
映画『ナイトクローラー』から学ぶ仕事のできる人間に必要な8つのこと() – のどぐろパート Moo!Movie!

1.巧みな交渉力
2.部下を褒めてから叱る
3.目いっぱいの笑顔
4.自分を売り込む
5.結果への追求心
6.先を考えて計画を立てる力
6.断る時は即座にNO
7.大胆な創意工夫
8.持論を持つ

引用:映画『ナイトクローラー』から学ぶ仕事のできる人間に必要な8つのこと() – のどぐろパート Moo!Movie!

どうですか?どれも仕事をする上で、会社を動かすにあたって大事なことだと思います。
さらに、ルイスはファイナンス的にも重要なことがわかっています。ファイナンス学では、将来資産を産み出す(キャッシュを産み出す力)力が大きいほど優れたものだと考えます。

具体的には「ヒト・ブランド力」→「固定資産」→「商品、在庫」→「現金、預金」という順番です。
ルイスは、まずはブランドが大事だと考え、その一番の象徴である自分を売り込みます。そして小さくとも、先例を真似して実績を残します。初めは家庭用のカメラですからね。そして、次は何をするかというと、”ヒト”を雇います。ヒトが一番の資産であるということをわかっているから。しかも言葉巧みに騙して。新しい会社に勤めようとするひとはここに気をつけましょう。しかも自分が弱っているときほど、そういったところに悪いひとはつけこみますし、自分もわらにもすがりたい想いなので簡単に騙されてしまいます。

そして、仕事が軌道に乗ったら、固定資産、ここでは車を買い換えます。赤い車へと変わります。商売道具となる機材も整えます。そして商品をよりクオリティの高いものへと”仕上げ”ます。ここが素晴らしい。巧みに現場をよく映るように整えていくのです。それもお客であるテレビ会社へ売り込むために。そのお客であるテレビ会社のディレクターの”好きなこと”もしっかりリサーチします。お金が入る道をちゃんと確保しているのです。そして、自分が優位に立つように情報を細かく仕入れます。これが後々の交渉につながるのです。

お金がないとビジネスは回らない。それをちゃんとわかっている。だからこそ、フリーであっても、ひとりと思わせないで法人としての格を上げるためにベストを尽くす。会社の名前を売る。安易なライバル会社の誘いにも乗らないで、自分の信念に則り、自分がこう思うことをやる。そしてそれが当たるから、仕事ってうまくできてるのか、悲しいかな、そういう世界なのです。している実態は”悪”でも、お金は回るのです。

是非、自己啓発本の代わりにこの映画をおすすめしたいです。

、、、、、、とは言いつつも、ある意味、ヒトを資産として”モノ”としてみてしまうことに人間としての”穴”があります。だからすっきりしない。
終わり方は以外と爽やかなんですけどね。

ルイスが勉強熱心なのは誰もが認めること。仕事相手のことも知り尽くします。出身地やネクタイの色のことまで。学歴がないことがコンプレックスみたいですが、それが逆にバネになっているよう。ことあるごとに、ビジネス哲学を語るところとか、ほんとイライラしますよね、、、でもこういうトップいますよ。はい、いました。どこかのセミナーで学んだことを、バカの一つ覚えのように語り出し、実践すること。いや、上に立つひとで一番大切なことって、やっぱり”行動力”だと私は思います。だからある意味正しいのですが、その方向性が違うと、振り回されるのはその下の人間なのです。

ルイスの場合、目的が全て自分、(自分の)会社を大きくさせたいがためのこと。

それは良いのですが、一緒に働くひとや、自分の仕事と関わるひと、その先のニーズなどまるっきり見ようとしません。自分のしていることの先のことまで関心がないから想像もしないのかもしれません。ライバル会社がいたら、あんなことまでして出しぬかないとならないのか。でも、逆を言えばそこまでしないと世間的には認めらるものが作れないということかもしれません。それくらい”狂って”ないと。。

信念を持つ続けること。大事なことですが、”ひと”として忘れてはならないこと大事なこともあります。

パパラッチということが題材でもなくて、その根底にある私たちの仕事に対して取り組む”狂気”の部分を見せてくれるその反面、人間としての大切なことも考えさせてくれたような気がします。

あ、音楽も素晴らしいです。良い。なんか描いてること暗いのに、暗くない。そのアンバランスさが素晴らしいです。

おすすめです。

読んで頂いて、ありがとうございます。

●参照

画像:© 2013 BOLD FILMS PRODUCITONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

○予告

公式サイト

○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
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