#211 脳内ポイズンベリー/頭の中の自分を認める勇気

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脳内ポイズンベリー /満足度★★★★☆(4.5)nou-poi/ジャンル:ラブコメ(元気が出る)/121分/監督:佐藤祐一/公開:2015年/日本/配給:東宝

 

自分を好きになれないダメ女子が自分に自信を持つまでの過程を描いた成長ストーリー

▼クリープハイプの曲がまた世界観表してて良い。『百円の恋』に続き、今後の観た後元気が出る映画の主題歌として愛され続けると思う(ポジティブ)

▼後で読む。

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ストーリー説明
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携帯小説家の櫻井いちこ(真木よう子)は、飲み会で同席して以降興味を惹(ひ)かれる年下の早乙女(古川雄輝)と偶然再会。声を掛けるか否か、彼女の脳内ではいろいろな役割を持つメンバーが会議を繰り広げ、議長の吉田(西島秀俊)が取りまとめた結果、早乙女を食事に誘うという結論に。その後交際に至るも、双方の誤解や彼の元恋人の登場などで疲れ果てたいちこは、編集者の越智(成河)からもアプローチされ……。

引用:シネマトゥデイより

○感想
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脳内ポイズンベリー。好きだー!!(衝動)

三十路の女性が、ある魅力的だけど理想の結婚相手とは180度異なる男性と、ときめかないけど結婚相手として申し分ない男性真逆の2人と出会うことで脳内で翻弄される話です。その翻弄されている様子を脳内会議という形で「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」「理性」という5つの思考をそれぞれ人が演じて表現しています。

予告で大体ストーリーが分かるとか、サオトメについてのこととか、テンポの問題とか、あるのかもしれないけど、仕事で疲れた後とかに観るのに最適でした(ネガティブ)

脳内会議って誰しも意識せずともやっていることだと思います。脳内で会議して何も行動しなかったり、思いを相手に告げないままということもあるかもしれません。この映画の主人公の櫻井いちこはいろいろ頭の中でいろいろ考えていても、それを相手に伝えることをしないまま自己完結してしまう性格をしています。それによって、人にうまく伝えられないまますれ違いが生まれたり。自分自身の良ささえも封じ込めてしまったり。

三角関係の中で揺れ動く理想と現実を描いた女性のストーリー、ラブコメでは終わらないのがこの映画の魅力だと思います。私、男ですし、単なるラブコメで終わってしまったら主人公のいちこにも感情移入できませんし観るつもりはなかったのですが、予告で以下のシーンがあって、この映画単なるラブコメじゃ終わらないなって確信して見に行きました。実は優柔不断で自分に自身がない櫻井いちこの成長を描いた作品でもあると思います。

大事なのは誰を好きかじゃない、誰と一緒にいる自分を好きかということだ

この結果生まれた結論。果たしてどちらを選ぶのか??最終的な選択が私とても共感しました。一番ハッピーな状態って、お互いが好きで、それぞれが自分が好きな状態かなと思います。

だからこそ、まず大前提に自分が好きという状態が一番の始まりなんじゃないかって思います。自分を好きでいてくれているのに、その自分が自分を好きじゃなかったら、なんか失礼じゃないですか??自分を好きでいてくれているそのひと自身をも否定していような気がするんです。

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この映画でもうひとつ印象的なセリフがあります。携帯小説家として書籍として本が生まれたとき、自分みたいな人が書いたものを世に出して良いのか悩みます。それを聞いた編集者が、こういうんですよね。「自分が産み出したものを否定することは、今まで頑張ってきたすべてのものを否定することだ」と。この言葉ずしーんときますね。自分が頑張ってきたすべてのもの。自分の過去もそうですが、それに関わってきたすべての人をも否定することにもなるんじゃないかって思いました。編集者さん含め本に携わってきたひともそうですし、それを応援してきたひとも。その人たちの影響によって自分がいて、それを産み出したわけだから。

だからこそ、産み出したものに関して”自信”を持つことが一番大事なんじゃないかって思いました。それが他者を認めることでもありますし、自分を認めることでもあると思います。

自分が生きてきたことや経験してきたことを否定してしまうことは結構簡単。誰でもできます。他者を肯定したり、自分を肯定することはやっぱり難しい。だから、絶対的な誰かを好きになる恋愛やその過程で生まれる結婚は、追い求めたいものだと思いました。だってそれこそが、自分の家族や友人、その他出会ってきたすべてのひとを大切に思っているということにつながっていると思うから。

と思うと、結婚式っていうのはそれぞれの自己満足で開催するものじゃなくて、二人の出会ってきたひとの感謝、それぞれの人の肯定を表現する場所ですよね。参加するひとがみんな肯定されている場所って素敵だなと思います。

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映画の話とずれにずれましたが、この映画の面白さのもうひとつに、「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」「理性」という5つの他にある存在が現れること。これダークフォース的な存在なのですが、こういう理性を抑え込む存在がいることが良いなって思いました。わかります。自分の限界を超えて、理性が吹っ飛んでしまうこと。あれはなんといったらいいんですかね。本能とも少し違う気がしますし、ときにその存在が一歩を踏み出す勇気を与えてくれるので存在意義を否定できません。

ということで、「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」「理性」、そしてもうひとつの存在、すべてがあって自分なのです。「ポジティブ」と「ネガティブ」どちらも必要なのです。

最後に少し役者さんに関して。

・櫻井いちこ – 真木よう子
いつもクールで強い女性を演じていましたが、そんクリクリした目が最高に可愛い。以下の記事で書かれているようにキャラが違くて違和感感じることは私はなかったです。

いやしかし、オープニングの”揺れ”は絶対意識されて撮られていると思うのですがが、なんか「こういうの好きなんだろ!ねぇねぇ!」って言われているみたいでどうも良い気がしません。。。。。。でも、確かにね、確かにね、嫌いではないですよ。(正直)

超映画批評「脳内ポイズンベリー」70点(100点満点中)

・吉田(理性) – 西島秀俊
メガネかっこいいです。西島さんみたいな知的だけど少し抜けているあんなキャラになりたい。。。

・石橋(ポジティブ) – 神木隆之介
神木くんのこのキャラ大好き。それでいて最後にあの熱い感じ。良いです!

・池田(ネガティブ) – 吉田羊
さすがです。石橋(ポジティブ)との戦いと分かり合えるところがいい。

ハトコ(衝動) – 桜田ひより
早乙女スキー。可愛い!!!

岸(記憶) – 浅野和之
実は一番冷静。暗黒歴史のくだり好きです。

早乙女亮一 – 古川雄輝
年上キラーですな。

越智 – 成河
越智さんの脳内が体現されるあるシーンがあるのですが、こことっても良いです。

新丸子とか中目黒とか良い街だった。部屋とかの雰囲気も好きだし、脳内は「キサラギ」のように密室で役者が魅せる演技で大変満足でした。ラブコメでもあるけど、元気が出る系の映画だと思います(記憶)

正直、キサラギ」も好きではない映画好きのひとも多いので映画好きにはおすすめしづらいかもしれませんが、私は大好きな映画でした。

脳内ポイズンベリー。とりあえず観よう(理性)

読んで頂いて、ありがとうございます。

1話は以下で試し読みできます。
脳内ポイズンベリー 第1話

●参照

○予告

公式サイト

○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
[真木よう子]映画「脳内ポイズンベリー」で普通の女の子演じる 「役を作り上げていく楽しさあった」 | マイナビニュース
映画『脳内ポイズンベリー』あらすじ※ネタバレ とっても恋がしたくなる恋愛コメディ
「脳内ポイズンベリー」見たよ – 子持ちししゃもといっしょ

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