#111 マーケット感覚を身につけよう by ちきりん/誰に何の価値を提供できるか

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満足度★★★★☆(4.5)

価値あるものは売れる。その価値に気づいていないだけかも。

▼後で読む。


●感想。

人気ブロガーちきりんさんの著書です。

「マーケット感覚」とは何でしょう。

ちょっと前、勝間和代さんなどのコンサルをやられている方からよく論理的思考力(地頭力)が大事なんてよく本などでも話題になりました。

その論理思考と対になる力ということで、「マーケット感覚」を挙げています。決してどっちかを否定するものではないです。両方のアプローチが必要ということ。

「マーケット感覚」を磨くと、これから何が売れるのかが分かります。何もビジネスで成功することだけでなく、キャリア形成や婚活といったことにもつながる力です。ひとが”何を求めて”、何に価値を置いているかが分かるということは大切な力だと思います。「〜がしたい」ありきではなくて、やっぱり「求めている何かを提供したい」というアプローチであるべきです。

だって、自分がしたい、与えたいものが必ずしも他のひとが求めているものではないかもしれないのですから。むしろ自分がすることで他の誰かが迷惑を被ることだってあり得ます。だったら、ひとりでも誰かが求めているものを提供できる方がいいに決まってます。需要があってまず供給ですが、その需要そのものを創り出す意義もあります。いずれにしろ自分が満足するのではなく、誰かが満足することが大切という視点です。そういった意味での”価値”に気づけますか?と訴えている本です。

もしかしたら、自分にはひとに”価値”を与えるほどのものを持っていないと考えるひともいるかもしれません。でも、そう思っているのは自分だけで自分が当たり前だと思ってやっていることが他のひとから見たらすごい必要なものもあるかもしれません。

仮に自分は普通の主婦だと思い社会に何も提供できないと思っているひとも、その主婦のスキルを使って、キャラ弁のレシピ動画を投稿したり、収納のアドバイザーやしつけや教育のコンサルトなど、そのノウハウを教えてほしいひともいます。

またこの本で紹介している例として「北海道・いわた書店」の提供したサービスがあります。これは本当に素晴らしいです。
ネットなどの普及により出版業界が衰退しているなんてニュースは目にしたことはあると思いますが、本屋さんも当然客足は離れていると思います。でもこの本屋さんは、「あなたに合う本を一万円分選んでお送りします」というサービスを提供しました。

本って何百年も前からあるもので、たくさんありすぎて何読んだらいいか分からないですよね。この本屋さんはそこで、「本を売ること」ではなく、「本を選んであげること」を商品として提供しました。つまり”目利き力”を売ったわけですね。似たようなサービスに洋服を選んでもらえるというのもありましたよね。

いわた書店さんのサービスは以下のようです。

利用者に最近読んだ本と○、×、△でつける評価を聞き、職業やよく読む雑誌などの簡単なアンケートに答えてもらう。そのアンケートをもとに読めば楽しんでもらえる本を推測して1万円分のおすすめの本を送ってもらえる!
引用:【なぜ?】田舎にあるのに全国から注文が殺到する本屋さん【本好き必見】 – NAVER まとめ

その結果全国から注文を受け、2015年3月の時点でFacebookには650人ほど待っていて受け付け停止中とのお知らせがありました。これってすごいことじゃないですか??潜在的にはもっと多くの人がサービスを求めているわけです。本離れが進んでいるというわけではなくて、もしかしたら自分に合う本を探すのが億劫なだけかもしれません。

「自分で選ぶのが好き」という人と「選ぶのは面倒。誰かに選んでほしい」という二者がいるのです。情報多寡な時代には「誰かに選んでもらう」価値に重点を置いているひとも多いのかもしれません。信用しているあの人が言っている間違いないと思うことってありますし、買ってしまいますよね。自分が好きなセレクトショップってあると思います。糸井重里さんの「ほぼ日」、ジャパネットたかたや、私が好きなのは、「箱庭 haconiwa」というサイト。こちら女子をターゲットにしていると思いますが、そこで紹介されているのってちょっと気になります。

私は映画好きなので、映画でもこういったサービスはできるかもしれません。しかし、サービスありきの発想ではなく、「誰に何の価値を提供できるか」という視点で見ないと意義あるサービスは生まれません。しかも時代によって変わってくる価値かもしれません。価値をすぐ提供できるスピードも求められていると思います。以前私が書いた記事でも同じことを書いたのですが。

著者のちきりんさんは、法学部卒業後金融機関に就職し、その後マーケティングの仕事に転職し、現在文筆業を職業にしています。経緯はわかりませんが時代に合わせ、専門性を身につけています。ひとつの分野の専門性を身につけるだけで安住するだけでなく、市場も変わるのですから、自分も柔軟に変わっていくことが大事なのかもしれません。
・参照:キャリアの一貫性なんてマジ無用 – Chikirinの日記

価値。

新しい価値を提供することって未知だからこそ楽しいものかもしれません。案外自分の悩みを解決したいと思うことにこそそれが眠っているかもしれません。誰かのとっての”価値”を考えて行動したいと思います。

読んで頂いて、ありがとうございます。

参照

ちきりんさん、ここまで教えちゃっていいんですか!? 『マーケット感覚を身につけよう』 – 電通報
マーケット感覚を身につけよう 活かす読書
市場&失敗こそ学びの場 – Chikirinの日記
「上手い素人」と「ヘタなプロ」の違い。 | 隠居系男子

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