#204 博士と彼女のセオリー/2人が築き上げた証(時間)

theoryofeverything_1
theoryofeverything_1

博士と彼女のセオリー /満足度★★★★(4)The Theory of Everything/ジャンル:ヒューマンドラマ(ビターな恋愛)/124分/監督:ジェームズ・マーシュ/製作:2014年,日本公開:2015年/イギリス/配給:東宝東和

 

2人が築き上げてきた確かなものを見ると、そこに至るまでにかかった”時間”に拍手したいと思う!

▼後で読む。

▼スポンサーリンク

ストーリー説明
NewImage

天才物理学者として将来を期待されるスティーヴン・ホーキング(エディ・レッドメイン)はケンブリッジ大学大学院に在籍中、詩について勉強していたジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と出会い恋に落ちる。その直後、彼はALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命は2年だと言われてしまう。それでもスティーヴンと共に困難を乗り越え、彼を支えることを選んだジェーンは、二人で力を合わせて難病に立ち向かっていく。

引用:シネマトゥデイより

○感想
NewImage

青白い光りに灯される夜のダンスパーティー。
空一面に打ち上げる花火。

バックに流れる美しい音楽。
そして、”円”、”回転”を意識された幻想的カメラワークで作り出されるこの映像美。
なんてロマンティックな映画なんだ。

、、、、、、、、、、、、、

と思いきや、リアルに満ちたちょっとヒューマンドラマでした。ジャンルで言うと、ラブストーリーの棚には入らない感じがします。ビターなラブストーリー?という印象です。

天才物理科学者と彼と一緒に過ごした奥さんとの半生を描いた人間ドラマです。
ホーキング博士があるひとりの女性と知り合って、お互い裏切る形になり、互いに別の道を歩く。

NewImage

原作は、ホーキング博士の奥さん(ジェーン)が書いた、原題「Travelling to Infinity: My Life With Stephen」です。だから、ホーキング博士目線じゃありません。

ホーキンスの患った難病、ALS<筋萎縮性側索硬化症>は最近の漫画で言えば、宇宙兄弟の中で出てくるシャロンという兄弟に影響を与えた女性が患った病気としても取り上げられています。アイス・バケツ・チャレンジでも注目されました。ALS<筋萎縮性側索硬化症>とは、筋肉が委縮し、呼吸器なしでは生きられなくなり、いずれは身体が動かなくなる病気です。

ホーキング博士は21歳の時、残り2年しか生きられないと宣告され、初めは立ち直ることが難しいような描写もありましたが、映画全体に渡って終始”笑顔”が印象的です。不自由になるにつれて、とてつもなく深刻な決断を迫られますが、もともと前向きで明るい性格なのか、あまり深刻な様子は表に出しません。そして、彼は現在73歳ですが今なお生きているのです。

そしてその反面、自分ひとりで行動することが困難になっていくにつれ、いつも支えてくれる女性の自由をも奪わっている現実があります。もう二度とホーキング博士が話せなくなるといったとき、医者から安楽死を勧められますが、確固とした態度で彼女は生かすことを決断します。彼女もまた重い決断を常に迫られているのです。

話せなくなった後、奥さんはまばたきで会話できる道具を用意したり、必死になんとか会話しようとする二人をみると胸が痛くなります。

実はそんな天才的な博士と一緒にいる”奥さん”の話なんです、この映画。

NewImage

後、2年の命と覚悟を決めて、奥さんは一緒にいる時間を増やしたいと結婚します。一生を共にしようと決心しますが、途中介護疲れで精神的にも肉体的にも辛そうにする場面が出てきます。そして博士ではなく他のひとに愛情を求めてしまうことも。。。それはしかもホーキング博士も了承のことだから、さらに何とも言えない気持ちにさせます。そんな理由でひとりの人をずっと愛するという”究極的な愛”の映画を期待するとちょっと違うかもしれません。

決して”綺麗だけ”の映画ではないんです。

2人の”本音”がなかなか見えてこない、もやもやした気持ちになります。むしろどちら側の視点というわけでもなく客観的に描かれていて、かつどちらもなかなか共感できないから観ているうちに余計もやもやします。しかしだからこそ、私は最後のあの場面はあれでひとつの夫婦のあり方なんだなって少し納得できました。

どんなに、困難な人生でも、命ある限り希望はある

ホーキング博士がいう、これほど説得力のある言葉はありません。

宇宙に始まりも終わりもないのかもしれないですけど、今の時間にはきっと意味があるのですね。2人のほんの短い時間がきっと未来に何かを残しています。それが分かるラストシーン。2人が見たものに、全ての答えがつまっていました。

そして、それを認めることは今まで生きてきた全ての時間を大切にした証であると、そう思わせる映画でした。

まだ、素直に感動していない部分はありますが、この映画は必ずまた年をとってから観たいと思います。きっと感じ方が変わってくる映画だと思います。(原題の「The Theory of Everything」「統一理論」が分かればさらに理解が深まるのかなと、少し勉強したくなりました)

なんにせよ、2人が交錯した”時間”に拍手!!!

読んで頂いて、ありがとうございます。

●参照

○予告

公式サイト

○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
博士と彼女のセオリー/その笑顔に隠されて | 映画感想 * FRAGILE
ノラネコの呑んで観るシネマ ショートレビュー「博士と彼女のセオリー・・・・・評価額1650円」
映画『博士と彼女のセオリー』感想、新たなラブストーリーの傑作ここに。ALSを患っていなかった元気な過去に戻れなくても未来の一瞬に光り輝く希望があった。 – A La Carte
感想:「博士と彼女のセオリー(The Theory of Everything)」★★★★★ – やみくもにっき
『博士と彼女のセオリー』偉人の影には内助の功 – @itan-journ@l praha

○LINE@はじめました!ブログの更新情報等をいち早く知りたい方是非友達登録お願いします。
'stats.label.addfriend' (MISSING TRANSLATION)

●記事を読んだ感想を書いてくれると喜びます!右下”コミュニティ”と書かれているアイコンから書き込めます(PCで見たときのみ現れます)

●宜しければFeedlyの登録もお願い致します。(週2〜3回更新しています。)
follow us in feedly

▼スポンサーリンク