7回失敗した人は次にチャレンジすると95%成功するということ。

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はじめに
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先月、新宿区立高田馬場創業支援センター主催の「気になる!スタートアップ、本当のところ。 増えてる!シェアするワークスペースの実際。」というセミナーに参加してきました。

スタートアップという言葉は最近ネット界隈でよく聞く単語ですが、正直字面だけでしっかり理解していませんでした。資金援助を受けて起業することなのかなぁと漠然としたイメージしか持っていなかったのですが、最近以下のような記事を読んだり、世間一般でも誤解が生まれることなのかと興味があり参加しました。

The Startupの梅木雄平さんにコンサルを依頼した結果wwww | 谷町九丁目のキッドスターダスト

”スタートアップ”には”失敗”はつきものというか、実は失敗こそが肝なのですが、そういった意味で成功するためのノウハウみたいなのがつまっていることもあり、これが非常にためになる話でして、日本でまだまだ普及認知されていない”スタートアップ”という言葉の意味だけでなく、”起業”に興味ない方にも参考になることもあったので幾ばくか”シェア”したいと思います。

▼後で読む。

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NPO法人Startup Weekend 理事長 李 東烈氏 講演

「失敗を重ねることが成功への近道!?スタートアップが取り組むべき失敗の仕方」という題目で李さんのお話を聞きました。李さんはStartup Weekend Tokyoという週末54時間でゼロから始め、起業プロセスを経験できるイベントをされています。

今回セミナーに参加された約30人の方は実際に起業されている方は少なく、ほとんどの方がスタートアップのことについて詳しくは知らないひとが多く言葉の定義から丁寧に教えていただきました。そちらでの講演の内容をもとにしながらも、私の考えも含めて以下書いてみます。

“Startup(スタートアップ)”とはなんぞや

“Startup(スタートアップ)”って最近よく聞くのですが、割と定義曖昧じゃないですか?ネット企業が使う用語なの?出口戦略と絡めた話もよく聞くので上場して高く売ることなの?とイメージ先行でなんだか理解できません。言葉の種類としては、会社形態(ビジネスモデル)のことですが、もちろんベンチャー企業とは違う意味です。

言葉の定義は後回しにして、具体的にどんな企業は”Startup(スタートアップ)”にあたるのか以下挙げてみます。

・インターネット上で仕事の受発注ができるクラウドソーシングサービスの「クラウドワークス」。
・自動化家計簿・資金管理ツールの「マネーフォワード」。
・遊休農地を収益化するサポート付市民農園「シェア畑」の「アグリメディア」。
・スマホを使ったキュレーションサービス「グノシー
など有名です。

他にも、お寺から球場まで、ユニークなスペースを一時間単位で貸し借りできるという「スペースマーケット」という会社もあるみたいです。(このサービス面白そう)

◆参照:田原総一朗が選ぶ、今一番イケてるスタートアップ企業とは? STARTUP PRESS | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]

私は映画好きなのですが、Startup Weekendでは、これまでに映画館オンデマンドサービス「ドリパス」もここから生まれたそうです。ちなみにドリパスは2013年3月にヤフーに買収されています。
◆参照:映画好きなら使いたい!※映画系WEBサービスまとめ

最近急激にニュース等でも目にする機会の多いサービスなどを立ち上げている企業がスタートアップかもしれません。会社の設立年数や規模は関係ないとのこと。いわゆるベンチャー企業とは違います。

では、”Startup(スタートアップ)”とはなんぞや?ということを李さんは以下のようにおっしゃっていました。

”Startup(スタートアップ)”とは、短期間でスピードアップするビジネスモデル(集合体)のこと

スケーラブルスタートアップ(Scalable Startup)のことです。これに対して自らが食べていくために行うビジネスをSME(Small and Medium Enterprises)=中小企業、世界的マーケットシェア1位だけど社員数が少ない”匠な”企業=Small Giantと区別されています。

新しいやり方で、多くの人々、会社の大きな問題を解決することができる革新的な製品(サービス)を提供し、短期間で成果を出すビジネスモデルをスタートアップというみたいです。

短期間でというところが重要かなと思います。投資家がお金を投資し、それを回収するまで待つ最大の期間は”8年”とのことです。反対に言えば8年以上待って投資した以上のお金が返ってくる見込みがない会社には投資しない。そして面白いんですが、エンジェル投資家は、7回失敗した投資家が次やろうとしているビジネスに関しては目をつぶっても投資することが多いようです。10年も20年も続けて、成果を出すことは素晴らしいかもしれませんが、実際その10年、20年で失われた代償って大きいと思います。割と早い段階で”失敗”し、改善していくことが大事なことかもしれません。

求めているものに応えられているか?

イノベーター理論の話を伺いました。
イノベーター理論とは、市場浸透に関する理論です。消費者を商品(サービス)購入態度から購入まで早い順番に5つのグループへと分類します。

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※画像引用:マーケターの必須科目「イノベータ理論」。攻略すべきは初期マーケットとメインストリームの間に在る「溝」 | ノヤン先生のマーケティング講座 | 講座 | マーケティングキャンパス

・イノベーター(Innovators:革新者):市場全体の2.5%
・アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者):市場全体の13.5%。
・アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者):市場全体の34.0%。
・レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者):市場全体の34.0%。
・ラガード(Laggards:遅滞者):市場全体の16.0%。
◆参照:「イノベーター理論」とは?~今さら人に聞けないマーケティング用語をおさらい!- SMMLab(ソーシャルメディアマーケティングラボ)

「イノベーター(Innovators)」は革新者とも呼ばれるグループであり、新しいものは積極的に試すひとのこと。社会全体の2.5%を構成すると言われています。その次に流行に敏感で自ら情報収集を行い判断するグループをアーリーアダプターと続きます。

その市場がどのくらいの規模なのかということも考えることであると思いますが、マーケットニーズに応えていないでチャレンジすることは”失敗”と言える段階にいないのであって、初めにその製品(サービス)を買ってくれたひとからさらに広げていく過程での話に改善するための”失敗”があります。いくら自分が良いと思って他の人の評判が良くても、いざお金を払ってでも欲しいといったらそうではないものは多々あると思います。ニーズがない(求められていない)ものを一生懸命作り込んでも全くしょうがないのですから。

このことは先日以下のブログ記事を読んでも確かにそうだよなぁとうなづいてしまいました。

机上で考えたビジネスプランを、自分だけでなく、
いくら他人がいいといったところで、
「それがあったら買うよ!」という人が1人もいないものは、
まず売れない可能性が高い。

でも自分が机上で考えたプランではなく、
たった1人が「こんなのあったら絶対に買う!」といってくれたものは、
その人以外にも欲しい人が多くいる可能性があり、
ビジネスになる可能性が高いということだ。

たった1人の他人のためになることをすれば仕事になる : ブロガーかさこの「好きを仕事に」

結局一人でもお金を払ってでも、欲してくれるひとがいることが大事なのでしょう。そう考えるとビジネスをゼロから始めるということへのハードルも下がります。人生をかけてやるのが”起業”という認識も少なからず思ったものと違うような気がします。

自分は映画のイベントも1年前から行っていて、ビジネスとしては行っていないのですが、ニーズのある一人でも楽しんでくれるひとのためにとりあえず行うということへの意義はわかる気がします。そのひとが喜んでくれてくれれば自然と広がります。ひとそれぞれ”何に価値”を置くかは実は違ったりもしますが、その価値に気づいたり、広げたりする意味でどんな小さなことでも、実際にやってみるということは大事だなと感じました。

スタートアップでいう”失敗”とは

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日本で起業して”失敗”したと聞くと、全財産かけてつぎ込んだお金だけでなく、借金も膨らみ人生途方に暮れる、、、そんなイメージを持ってしまいます。けれども、スタートアップが考える”失敗”って半年くらいで見極めるものとのこと。ここで”失敗”とは、キャッシュが回らなくなるとか、社員同士の仲間割れとかそういったことではなく、マーケットニーズがある中で、需要が止まってしまったりそれに応えられないことを言います。(先にも書きましたがそもそも誰も欲しがらないものを、たくさんのヒト、モノ、カネを使ってしまったことは”失敗”という段階にいません)

マーケットニーズがこれだけあると”仮説”を立てたけどそこまで至らなかったり、満足したものを提供できなかったという点での”失敗”です。その仮説の失敗を元にまた次のステップに進む1本の道がスタートアップとして成功するイメージだと李さんも言っていました。決して、ひとつの道が間違っていたからといって全く別の道へいくという考え方ではないのですね。成功するまでに必ず失敗が何度もあって、その失敗はなくてはならなくて、周り道をしながらも同じ道を進んでいくことがスタートアップのあるべき姿であると強くおっしゃっていました。

SHIP THEN FIX(送ってから直せ)

起業するには、失敗をしましょう。壊れていないものは直せない。李さんは、あるサービスをローンチすることを例にして説明してくださったのですが、何かサービスを立ち上げようとするとき、とりあえず完璧を目指すより出してしまうことが大事だとおっしゃっていました。むしろ、世に出して恥ずかしくないサービスだと思い、立ち上げた時点でそれはすでに出遅れていて、”スタートアップ”ではない、遅いと。

出してから、顧客に何が足りないか決めて、そこのズレを直していく。何もないゼロから、1を作る作業って大変そうですが、目の前の一人を喜ばすものを作り上げると考えると割と楽にできるような気がします。そのとき、満足してくれたその一人がどうして満足してくれたかを分析して、別の人に試してみる。ズレがあればそれを直していく。起業ということだけでなく、仕事をしていく中で非常に大事なことだなと思います。満足する顧客がいなくては仕事は生まれないわけですから。

”成功するには、失敗を重ねること”なんてニュアンスの成功者が語る良い言葉はたくさん耳にしますが、何を持って”失敗”というか成功者のそれと捉え方がもしかしたら違うかもしれません。

”失敗”は違う道を歩んだことではなく、一つの道への一つの必要な”障害”にすぎないのだと。

”スタートアップ”はその仕事の原点が素早くリアルに体験できるという意味で今の時代に合っているのかなと思います。半年くらいのペースで失敗すれば、3年半後には成功できるのですから。そのくらいの期間ならチャレンジできるかなと感じます。そのくらいのスピード感がスタートアップに求められる意義なんですね。それが今の社会の働くひとへのニーズにもつながる気がします。

ひとに喜んでもらえることをしたいという気持ちは誰にでもあると思います。いくら心でこれは喜んでもらえそうだ!って思っても、それを形にしなかったり、反応を目にしない限りわかりません。誰かに喜んでもらうことが成功だとしたら、それに至るまで、いろいろと試さないと分かりません。人によって、それぞれ感じる”価値”が違うのですから。そして、それを自分ができるかということも大事なことです。いくらこうすれば、ひとが喜んでくれると思っても、それが自分の力でできないなら、そのアイデアも結局絵に描いた餅ですから。

自分が問題だと思って、悩んでいたことを解決しようともがいて解決したことこそ、他の人にとって”価値”があるように思います。だからこそ、失敗のないものに価値がないような気がします。今目の前にある問題を解決したいというスピードへのニーズに応えることもまた”価値”だと覆います。

初めての起業は5%しか成功しないが、逆に7回失敗したひとが次やると95%まで上がる。

起業家と他の職業の大きな違いとは何でしょう。

それは等価交換だと教えてくれました。労働者は、ある一定の役務を提供することによりその対価として目に見える&測れる形で報酬(お金)を得ることができます。しかし起業家はそうではないと。価値を感じ取るのは顧客であるので、捉え方により作ったものの何倍も何十倍も何百倍もの価値となることもあります。ときに世界を変えるるようなこともできる。

全く新しい何かをすることは、”失敗”することに対しての抵抗がつきもので非常に勇気のいることですが、そもそも”失敗”に意義があると考える発想でいたら、やらないでいたり行動しないまま失敗しないようコツコツ準備することが意味のないことに思えてきます。誰か一人が喜んでくれると思ったなら、少しでも早く道を進んで”失敗”を重ねた方がより充実した生活を送れるなとそんな風に考えさせられました。

パネルディスカッション

「スタートアップにも最適!ワークスペースをシェアする現場で起こっているエトセトラ。」ということで、コワーキングスペースなど運営されている以下の方のお話も聞きました。

■パネリスト
アンフィビア新宿御苑
前川 佳美氏(株式会社シェアカンパニー PM事業部長)

新宿トラベラーズ・コワーキング(新宿)
荻澤 篤志氏(株式会社CMSソリューションズ 代表取締役)

下北沢オープンソースCafe(下北沢)
河村 奨氏(リブライズ合同会社 マスター)

・ファシリテーター:森下ことみ(有限会社そーほっと

モノ、場所、人、などすべてのものをシェアするハブとなれる場所が、今のコワーキングスペース(シェアオフィス)の良いところだと思います。

シェアオフィス、干渉しすぎずそれといって、横と良い具合につながっていて非常にバランスが取れていると思います。何より同じ空間で、同じ時間を共有するということで、お互いインスパイアされそこから新しい”副産物”が生まれるということが面白いと感じました。

そのほかにも非常に勉強になった話を聞いたのですが、随時更新しつつ”シェア”させて頂ければと思います。

読んで頂いて、ありがとうございます。

○参考サイト
スタートアップって何? – 電通報
スタートアップとは何ぞや? | SEO Japan
ベンチャー企業とスタートアップの違い | freshtrax | btrax スタッフブログ
Startup Weekend開催!〜コミック産業を革新する新たなビジネスを作り上げよう〜 | しろくまネット
次にヒットするのはこの分野?日本にまだ無いFinTechサービス – sugai@ WebPay
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