はじめに

本日、神奈川藤沢にある隠れ家的シネマ映画館、”シネコヤ”に行ってきました。前々から、以下の絵をネットで拝見してまして、良いなぁ、行ってみたいなぁと思っていたんです。
※公式HPより画像抜粋
そして先日、じじ神保町さん主催の「映画祭の作り方」というイベントに行きまして、そこで”シネコヤ”を立ち上げた竹中さんにお会いして今回実際に行ってみました。
▼イベント主催とこれからのコミュニティのひとつのかたち〜「映画祭の作り方」というイベントに参加して〜
空間を共有する映画館〜シェアハウス×映画館というコンセプトだけあり、とっても素敵な空間でした!今回そこで上映された、『once ダブリンの街角で』とともに感想を書いてみます。
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シネコヤとは

サブカルチャーの集まる小さな名画座ということで、藤沢にある歴史ある映画館2つが閉館したことからこの街の映画館を作られたとのこと。
シネコヤは、名前の通り、<シネ=シネマ><コヤ=小屋、寺子屋>から由来。
映画館という空間を上手く使って、少しイベント形式の上映会を行われています。例えば、映画に登場する食べ物など(シネフード)を食べながらの上映。映画の小道具を再現しての展示会のようなイベント上映。映画の中の空間を楽しめるんです。そこが本当に素晴らしい。今回は、私は所見ですが、「once ダブリンの街角で」を鑑賞しました。評判はいいのは知ってましたがなかなか観るきっかけがなかったんですよね。
そこでの小道具も会場にはセットされていました。また以下のような手作りの昔懐かしいオリジナルパンフレットも。おかげで電車の中で読みながら映画の余韻に浸りながら家路につけました。
▼映画に出てくるピアノや掃除機、バラの花。
▼「Cine food—シネフード」アイリッシュ・シチュー
めっきり寒くなってきた季節にぴったりの暖かいシチューでした。美味しかったです。
▼今回会場だったIVYHouse
「once ダブリンの街角で」

現在、ブロードウェイミュージカルも公演中の映画。劇中歌の「Falling Slowly」は2007年度のアカデミー賞の歌曲賞を取りました。
しがないストリートミュージシャンの男がアイルランドの都市ダブリンの街角で歌を歌う映画です。
映画のほとんどが歌です。しかもハンディカメラのような感じの映像です。物語も大きなヤマもなく、単調でドキュメンタリーのような感じもします。
でも、とっても素敵な映画でした。それはやはり音楽のおかげだと思います。何だか見てて、心にじんわりくるんです。不思議です。もう一度言いますが、ストーリー自体に何かあるわけでもないです。だけど、曲を聞いていると愛おしくなるような温かい映画なんです。
これは感じる映画ですね。今回自分は、ぴったりの空間と美味しいシチューとコーヒーを頂きながら10数人の方と一緒に鑑賞しました。まさにそういった雰囲気で観る映画なのだと思います。
恋愛映画と思いきや、そうではない、そうあってはいけない微妙な関係がまた良い。カーテストのシーン好きです。
最後に、今回のシネコヤオリジナルパンフレットより心に残った文章を引用させて頂きます。

音楽を奏でるということは普段より少し薄着になることなのかもしれない、とふと思う。
オリジナルを歌うことはカバーを歌うことよりもさらに裸に近い。
そして人を感動させる音とは全てを脱ぎ捨てて、真っ裸を人目に晒してるような状態なのかもしれない。
〜
それは良い悪いを通り越して、歌うものに、それを聞くものにも大きな影響を与えあうのではないか。
音楽の力、映画の力、そして映画館という”空間”により幸せな気持ちになれた一日でした。
読んで頂いて、ありがとうございます。
-Falling Slowly
■参照
◆シネコヤHP
◆シネコヤ公式twitter
◆IvyHouse
◆薬膳惣菜 和【nico】
◆鵠沼の一軒家で「once ダブリンの街角で」上映-映画関連の創作料理も – 湘南経済新聞
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