#183 ショート・ターム/寄り添う時間

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ショート・ターム  /満足度★★★★(4)SHORT TERM 12/ジャンル:ヒューマン/97分/監督:デスティン・ダニエル・クレットン/2013年製作,2014年日本公開/アメリカ

 

何も言えないからこそ

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ストーリー説明
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問題を抱える子供のためのグループホーム「ショートターム12」で働くグレイス(ブリー・ラーソン)。グレイスは、新入りのジェイデン(ケイトリン・デヴァー)という少女を担当することになる。グレイスは施設の同僚メイソン(ジョン・ギャラガー・Jr)と付き合っていたが、ある日、妊娠していることが判明する。そんな中、グレイスはジェイデンが父親に虐待されていたことに気付き……。

引用:シネマトゥデイより

○感想
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様々な世界中の映画祭・映画賞で話題になった映画ということですが、題材が重い映画だと思います。未成年の保護施設が舞台です。理由は違えども、親の虐待などにより自己肯定感をもてず”痛み”を抱える子どもたちの話です。

これは、観点は違えど、今年話題になったチョコレートドーナツとも比較されている映画です。
#148 チョコレートドーナツ/いろんな家族のかたち

満足度99%!なんて言われてますが、とてもじゃないですが、皆さんにおすすめ!と声を大きくして言えるような映画でもないです。

チョコレートドーナツは個人的に涙が止まらなくなるくらい大感動でしたが、ショートタームはずしーんと心に残る映画でした。それほど思いがこもった映画なんだと思います。なんといったら良いか分かりません。実際に当事者にならない限り、何も言えないのかもしれません。何も言えず寄り添うこともこんなにも難しいものとは、、、、、そんな風に思ってしまいます。だからこそ、生半可で観るベき映画でもないかもしれないです。

映画の中で保護施設にいるマーカスという青年が歌うラップがあります。あれが本当に切なく、何とも言えない気持ちになります。
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私自身そういった環境にいないですし、あれこれ言える立場にいません。そこで働くひとたちはなおさら、彼らとのその微妙な距離感を保つのに苦労するかと思います。ここで働くグレイス(ブリー・ラーソン)たちケアテイカーは、施設の敷地外へ飛び出した子どもの身体に触れてはいけません。言葉でだけで説得します。またカウンセラーとも違って、これからの進路に口を出すこともできません。一番近くにいるのに。。。そばにいることだけしかできないんです。

この話に大事な点は、そのグレイス自身が過去父親に過酷なことをされていたという事実。そして、その自分が親になるということ。その不安は計り知れないと思います。虐待を受けた子どもは、親からの愛情を受けていないので自分の子どもも虐待する可能性があるといったこともどこかで聞いたことあります。だからこそ、グレイスは自分が親になるということに葛藤します。

それを支えるメイソンがとても温かいです。カップケーキを食べたくなります。

short-term(ショートターム)とは、短期間、限られた期間という意味です。日本の児童養護施設とはまた違う場所とのこと。
・参照:映画”ショート・ターム” 対談で明かされるクレットン監督の思い – 東京大学新聞オンライン

短い時間ですが、寄り添う仲間とともにいる時間が”家族”とのかけがえのない時間を埋めてくれているのだと思います。
だからこそ、きっと大丈夫だって思えるラストだったと思います。

読んで頂いて、ありがとうございます。

こちらもおすすめ
#171 メイジーの瞳/子どもが一番分かってる

●参照

○予告

公式サイト
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○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト

ノラネコの呑んで観るシネマ ショートレビュー「ショート・ターム・・・・・評価額1700円」
ショート・ターム : 映画評論・批評 – 映画.com
当たり前のことながら いつも心に太陽を

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