#177 ジャージー・ボーイズ/街灯の下で歌うあのときから

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ジャージー・ボーイズ  /満足度★★★★☆(4.5)Jersey Boys/ジャンル:ミュージカル(伝記)/134分/監督:クリント・イーストウッド/2014年/アメリカ

 

重みと軽快さが合わさった感覚!センチメンタルな秋の季節にぴったりな映画。

▼後で読む。

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ストーリー説明
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ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の青年たちは、その掃きだめのような場所から逃れるために歌手を目指す。コネも金もない彼らだが、天性の歌声と曲作りの才能、そして素晴らしいチームワークが生んだ最高のハーモニーがあった。やがて彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを結成し、瞬く間にトップスターの座に就くが……。

引用:シネマトゥデイより

○感想
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ビートルズよりも以前に人気のあったロック・バンドと言われるフォー・シーズンズの経歴をミュージカルにした『ジャージー・ボーイズ』の映画化作品です。

1960年代のお話ということで、私は、フォー・シーズンズについて全く知りませんでした。ちなみにタイトルの「ジャージー・ボーイズ」とはフォー・シーズンズのメンバーたちがニュージャージー州出身であることからです。
そのフォー・シーズンズの結成から、成功、そして解散と続く”栄光と挫折”の歴史の話です。それをドキュメントテイストかつミュージカル風(実際は突然歌い出す感じではないのですが)としてにアレンジしています。

ミュージカルは四季ごとに場面展開し、メンバーがそれぞれの視点によりバンドの経歴、音楽について語るそうですが、今回の映画も順番にカメラ目線でそのときの心境を語るシーンが度々現れます。その演出が映画にマッチしていてお洒落で良いんですよね。

その4人についての簡単な紹介。
・フランキー・ヴァリ(ジョン・ロイド・ヤング)…ヴォーカリスト。上手くいかないすれ違いの結婚生活と、、、
・ボブ・ゴーディオ(エリック・バーガン)…作曲家、キーボード。
・トミー・デヴィート(ヴィンセント・ピアッツァ)…リーダー。ギター。高利貸しからの莫大な借金を抱える
・ニック・マッシ(マイケル・ラマンダ)…ベース。/ツアー中に脱退。リンゴ・スター的なポジション、、、ではないです。。。

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はい、映画の説明はここまでで、感想です。

とっても良い!!!

フォー・シーズンズについて知らなくても、以下の曲は誰しも知っていると思います。

「君の瞳に恋してる(Can’t Take My Eyes Off You )」

正確には、1967年にフォー・シーズンズのメンバーのフランキー・ヴァリがソロシングルとしてヒットさせた曲なのですが、この曲の誕生したいきさつを知って聞いたとき、その重みに涙しました。

どうやら自分が聞いてた「君の瞳に恋してる」ってボーイズ・タウン・ギャングがディスコ調にアレンジしたものらしいです。ものすごくノリノリな曲だったので、イメージと全然違くて戸惑いました。


▲Boys Town Gang – Can’t take my eyes off you

映画で演じたジョン・ロイド・ヤングの「君の瞳に恋してる」もまたとっても良いんです。是非劇場で聞いてみてください。

悲しい想いがあってこそ、その人にあてたラブソングだと思うのですが、逆に明るい曲にしたのがまた。。。こういうのダメです。絶対泣きます。

そういえば、あのロシアン・ルーレットの映画、ロバート・デ・ニーロ主演「ディア・ハンター」の中で使われていた音楽でしたね。。これも明るさから一辺するあたり、深い意味があるのかも。。

Can’t Take My Eyes Off You from Fabio V on Vimeo.

そして、エンドロールです。観たひとみんな評判良いです。
これ本当に最高です。あのまま終わっても良かったのですが、さらに良くなりました。単なるヒューマンドラマではないんです。やっぱりミュージカルであり、フォー・シーズンズの伝記でもあるんです。

正直、フランキー・ヴァリの奥さんは不憫に感じましたし、他の家族とかはたいして描かれいなかったりして、いまいち全体像が見えず、共感しにくい部分もありました。ただ、このエンドロールで出演者全員出てダンスすることで、そういう野暮も全て消え去りました。バンド内で起こった様々なこと、裏切りや挫折、家族との問題、フォー・シーズンズの4人の人生。どれもやっぱり一人ひとりの”出会い”があって、4人だけの人生ではないんですよね。それが他の登場人物が出ることによって、ピックアップされていて何だかとってもハッピーな気持ちになりました。

それにしてもクリント・イーストウッド、84歳とは思えないチャレンジしてくれますね。
「ミスティック・リバー」、「ミリオンダラー・ベイビー」、「グラン・トリノ」、「チェンジリング」と観てきましたが、いろんな友情や家族の形を、重厚な人間ドラマとして観させてくれました。どれも涙なくみれない何とも言えないラストなのですが、今回の「ジャージー・ボーイズ」は見終わった後、明るい気持ちにさせます。だから、今までのイーストウッド映画とは違う印象を持ちました。

もう一度、あのラストを観たい!そう思わせる映画でした。

読んで頂いて、ありがとうございます。

●参照

○予告

日本オリジナル予告も感動を全面に出して良いですが、映画のインタビュー(語り部)的な見せ方が排除されているのであれかなと。。

公式サイト

○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
『ジャージー・ボーイズ』感想、満点を出さざるをえないクリント・イーストウッド史上最高にライトな傑作 – A LA CARTE
ジャージー・ボーイズ (2014)【映画】君の瞳に恋してる | コタノト!
最高の瞬間 映画「ジャージー・ボーイズ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー カゲヒナタのレビュー
『ジャージー・ボーイズ』ずっと、歌で繋がっている。 ★★★★☆ | Emotion3.2
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カノンな日々 : ジャージー・ボーイズ/ジョン・ロイド・ヤング
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映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 : ジャージー・ボーイズ
映画「ジャージー・ボーイズ」の感想 | 泣ける映画と本のblog
佐藤秀の徒然幻視録:ジャージー・ボーイズ~裏声と裏社会
『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド) – 愛すべき映画たち
ジャージー・ボーイズ この上ない音楽的幸福 :日本経済新聞

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