
もらとりあむタマ子 /満足度★★★★(4)tamako/ジャンル:ヒューマン(ほのぼの/父と娘)/79分/監督:山下敦弘/2013年/日本
こういうほのぼのムービー大好きです!!!
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ストーリー説明

東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻ってきて就職もせず、家業も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝の毎日を送る23歳のタマ子が、やがてわずかな一歩を踏み出すまでの1年を追う。
引用:wikipediaより
○感想

この映画、以下賞も取って、昨年話題になった映画です。
第87回キネマ旬報ベスト・テン – 日本映画ベスト・テン 第9位
2013年映画芸術日本映画ベストテン 第6位
監督は『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』『マイ・バック・ページ』『苦役列車』などの山下敦弘監督。
女子高生がブルーハーツを演奏する『リンダ リンダ リンダ』だけ観たことあります。若い人描くの上手いですよね。当時も映画通の人が話題にしてたのを覚えてます。
そして、この映画。
主演は前田敦子。
公開当初は、どうせこの映画観るひとって、元AKBの前田敦子ファンだけだろ、的に思ってました。
しかし!!そこにアイドルの面影ありません。安心してください。どうしようもないダメ人間を描いてます。

内容は、大学卒業後、実家の山梨に引きこもり、実家で家事も仕事もしないでのんびり過ごす23歳女子の話です。
上記の説明読むと、とても”ダーク”なイメージ持つかもしれないですが、この女の子は、ちょっと脳天気なところがあり、ダークな話にはなってません。
79分と、非常に短い映画ですので是非家で寝転びながら観ることをおすすめします。
適当に見ながらも、割と好きな場面も多くて、はまるひとははまると思います。
お父さん役の康すおんさんいいですね。そして声変わりしていない中学生も。
タマ子とそして、その周りのひとたちとの関係。成長。
個人的に、父親の悪口をぐちぐちいう所。(料理のくだりとか)そこに愛がつまってるんですよね。
そして、ラストの”自然消滅”という言葉。何の変化もない日常だけど、きっとどこかに、消滅するときがくる。
いいことも、悪いことも。何がきっかけだっけ??
そんなことも感じるけど、きっと前に進んでる。そういう風な気持ちにさせる気持ちのいい映画でした。
あ、物語に抑揚というか、それほど山もないです。だからこそ、一般うけはしないかもしれません。以下のようなほのぼのムービーが好きな人にはおすすめです。長回しも多いです。だからこそ空気感が大事な映画だと思いました。秋、冬、春、夏の順番に季節を描き方もきれいな映画です。なにげに食事のシーンも多いのは、下記の映画でも言えること。日本の映画って、日常の食事を描く映画多いなぁ。。
◆#129 麦子さんと/まだまだ大人になりきれない人へ
◆#088 南極料理人
◆#087 百万円と苦虫女
◆#080 レンタネコ
◆#004 めがね
読んで頂いて、ありがとうございます。
●参照
○予告
○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
◆もらとりあむタマ子(ネタバレ)|三角絞めでつかまえて
◆逆“晩春”『もらとりあむタマ子』 – くりごはんが嫌い
◆自堕落な自分を何とかしたいアナタにおすすめ、映画『もらとりあむタマ子』 – LAURIER (ローリエ)(1/2)
◆「もらとりあむタマ子」感想など – ときどき休みます
◆もらとりあむタマ子: 映画好きパパの鑑賞日記
◆超映画批評「もらとりあむタマ子」35点(100点満点中)
◆『もらとりあむタマ子』 (2013) – 相木悟の映画評
◆ネタバレなし映画感想:もらとりあむタマ子 -前田敦子の生々しさに感服- – 閑話休題
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