MUD-マッド- /満足度★★★★(4)Mud/ジャンル:ヒューマン(青春)/130分/監督:ジェフ・ニコルズ/製作:2013年、日本公開:2014年/アメリカ
それでも、それぞれの愛を知っておとこは強くなる。
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ストーリー説明

アメリカ南部、ミシシッピ川中州にある小さな島が舞台。14歳の少年エリスとネックボーンは、その島に潜伏する奇妙な男マッドに出会う。
マッドは2人に嘘か本当か、テキサスで殺人を犯し賞金稼ぎに追われているが、町で自分を待つ恋人ジェニパーに会うため助けを借りたいと話す。
興味をもった少年たちは、マッドに協力することを決めるが…。
引用:amazonより
○感想

いやー、好奇心旺盛の子どもたちが、自分たちの町の異質なひとに感心を持つ映画って良いですよね。
自分の周りにいないひとと交流することで、子どもたちが少し大人になる、そんな映画好きです。
「マイ・フレンド・フォーエバー」然り。

マッド役のマシュー・マコノヒーが主役であるわけですが、やはり、ここは14才の思春期の難しいところをエリスを演じたタイ・シェリダンがピックアップされるべき映画です。
14才という年齢だけでも不安定なのに、両親の離婚問題、そして、年上の女性との甘い初恋まで乗りかかるのだから、大変です。
エリスは、自分の両親を見ながら、そして自らの恋愛を想いながら、幼なじみを一途に想い犠牲にするまさに”純愛”のマッドを自分と重ねてみているのですね。
決して興味本位で、町のお尋ねものを助けているわけではないのです。これは自分の想いへの戦い、”愛”って何だ!!ばかやろう!と揺れ動く男の子のストーリーなのです。
私は、涙こそ流しませんでしたが、うるっとくるシーンがありました。エリスがマッドに対して、嘘つきやろう!って怒るシーン。
あれすっごい好きです。いろんなことがあって、苦しんだあとのあれ。初恋がひとりよがりだったことに気づいたときの恥ずかしさや恋愛ってなんなんだ!っていう憤り、分からなさ。不安。たくさんつまってあれです。。。
しかしこの映画、少し長めです。かつ単調な感じが続きます。スロー映画ですね。でも残り30分くらいから急激な展開になります。
銃撃戦も賛否あると思いますが。。
昔感じたほろ苦い青春を感じたい方におすすめ映画でした。
読んで頂いて、ありがとうございます。
◯字幕版
●参照
○予告
○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
◆ジェフ・ニコルズ監督『MUD -マッド-』 : シネマ・クレシェンド
◆『MUD -マッド-』 (2013) – 相木悟の映画評
◆ノラネコの呑んで観るシネマ MUD-マッド-・・・・・評価額1700円
◆それも愛のかたち 映画「MUD-マッド-」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー カゲヒナタのレビュー
◆『MUD』感想――おもひでぽろぽろ、私の出会ったMUD | Groovyyyyy!!
◆『MUD マッド』感想、少年期のほろ苦い経験は人生の糧になる。マコノヒーの演技が見事過ぎる。 – A LA CARTE
おまけ
◯【忘れられない思い出】少年の冒険を描いた映画15作品 – NAVER まとめ
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