
ビル・カニンガム&ニューヨーク /満足度★★★★(4)BILL CUNNINGHAM NEW YORK/ジャンル:ドキュメンタリー/84分/監督:リチャード・プレス/2010年/アメリカ
なぜここまでこのおじいちゃんの生き方に憧れてしまうんだろう。
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ストーリー説明

1929年生まれのビル・カニンガムは、ハーバード大学を中退してニューヨークに移り住み、広告業界に足を踏み入れる。その後、帽子のブランドを立ち上げるものの一時兵役に就き、除隊後は再びニューヨークでファッション関連の記事を執筆するようになる。やがてカメラ片手に自転車で街に出て、精力的にストリート・ファッションの撮影を始める。
引用:シネマトゥデイより
○感想

以下の記事で書いた「映画トーク・ブランチcafé会」に参加された方のおすすめ映画を観ました。
ドキュメンタリー映画です。プロフェッショナル〜仕事の流儀〜みたいな感じで御覧ください。
写真家のビル・カニンガムという80歳すぎのおじいちゃんの話です。
ニューヨーク・タイムズ紙のファッション・コラムと社交コラムを長年担当する名物フォトグラファーだそうです。
私は知りませんでした。
この映画働いているひとならば、心に残る印象深い名言がたくさん出ます。
私は働いていません。ただ好きなことをしているだけです。
こんなこと言えるひとって、どれだけいるでしょう。
雇われ会社員はもちろん、自身が社長の方だって、お客さんの前では好きなことはできないはず。
でも、おじいちゃんは曲げません。
それができるのは単純明快。「金に触れるな、触れたら最後だ」と、決して裕福な生活を望まない生き方をしてきた所に見えます。
いつも着ている服も作業着の青いやつ。いつも自転車愛用。家は風呂トイレ共同。安いコーヒーを好む。徹底的に衣食住にお金を使いません。(やることとやらないことがはっきり区別されている)
むしろ、それが潔い。友人もたくさんいますが、慕われてますが、ものすごく仲の良い方や家族の気配はないです。
写真を撮るということ、自分の好きなことをすることに夢中で、他のことを全く重視していないんですよね。
共感できないひともいるかと思います。生涯愛するひと、家族と巡り合えないということには自分も抵抗あります。
でも、それをも超える”したいこと”が確かにある!ってことは憧れます。
自由より大事なものはない。
何よりも自分の思うことに忠実に生きる”ぶれない”生き方。
このおじいちゃん、笑顔がとっても素敵なんです。彼の誕生日。それを祝う友人たちの場面。とっても良かった。
「勝手に撮るな!カメラぶっ壊すぞ!」って言われても、やっちゃったなぁって笑顔のおじいちゃん。
いつも笑顔で、いつも写真を撮ることに夢中。他のひとにはできないからこそ、出会うひと、見る人はこのおじいちゃんに憧れるんだろうなぁって思います。
自分は、映画、音楽、本が好きです。
それこそ、自分がおじいちゃんになっても、それに対する想いとか、愛情はずっとずっと続くだろうなぁって思ってます。
やっぱり、それを触れ合うことで、自分が一番”笑顔”になってると思うから。

ちなみに、この映画の製作期間は10年、ビルの説得に8年。撮影と編集は残りの2年で行われたとのことです。
その他、名言の数々はこちら参照。
▼ひねくれ者にこそ見て欲しい! 映画「ビル・カニンガム&ニューヨーク」 【東京ナイロンガールズ】
読んで頂いて、ありがとうございます。
●参照
○予告
○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
◆『ビル・カニンガム&ニューヨーク』を観て「未来の働き方」を考える – 鶴の手帖
◆今週末見るべき映画「ビル・カニンガム&ニューヨーク」 | Fashionsnap.com
◆映画批評「ビル・カニンガム&ニューヨーク」70点(100点満点中)
◆『ビル・カニンガム&ニューヨーク』感想、世界一カッコいいじいさんここにあり!! – A LA CARTE
◆妖精みたいなジジイが写真をパシャパシャ – 『ビル・カニンガム&ニューヨーク』★★★★☆ – 俺のメモ
参照元はわからないですが、とっても素敵なイラスト。
▼映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』 : Atelier TEN スタッフブログ
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