#145 ばしゃ馬さんとビッグマウス/夢をあきらめるってこんなに難しいの?〜凡人だった僕へ〜

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ばしゃ馬さんとビッグマウス /満足度★★★★☆(4.5)bashauma-movie/ジャンル:ヒューマン(青春ラブコメディ)/119分/監督:吉田恵輔/2013年/日本

 

夢を追いかけて頑張ってきたけど上手く行かなかったその他大勢のひとへ(特に20代〜30代くらいのひとにおすすめ)

○簡単(&雑な)ストーリー説明
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脚本家志望の超ストイックな“ばしゃ馬さん”こと馬淵みち代(34)と、自称もうすぐ天才脚本家の超自信過剰な”ビッグマウス野郎”こと天童義美(28)の2人の話。
馬淵は、学生の頃からシナリオライターを目指してコンクールに応募しているけど1次さえ通らない落選の日々。そこに自分と性格、考え方、生き方も違うけど、どこか似ている天童と出会うことで、再度真剣に夢と向き合う、そんな映画。

参照:公式HPより一部抜粋

▼後で読む。

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○感想
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さすが!吉田恵輔監督って感じです!!!
私、ほとんど監督の映画観てたんですが、これだけ見逃してました。で最近DVDレンタルされてたので観てみました。

#129 麦子さんと/まだまだ大人になりきれない人へ
#139 銀の匙 Silver Spoon/青春を思い出してしまう爽やかな映画

個人的に監督映画の中で一番好きでした。

いつも思うのですが、吉田監督のひとの描き方がとっても”愛”があるんですよね。
日常の中の優しさというか、ダメな人?、つまづいたり、夢を諦めたりそういうひとに対して本当に優しい

いわゆるハリウッド的な気持ちが良い”サクセスストーリー”ではないです。

恐らく、20歳過ぎた辺りから、いろんな経験をする中で少しずつ自分の力量とかって分かってきます。いろんなことに挑戦しながら、失敗したり、その結果落ち込んだりも普通のひとなら経験すると思います。

順風満帆に生きてきた人はいるかどうかは分からないですが、成功者(定義はそれぞれですが)はほんの一部だと思います。その背景にはたくさんの敗者(自分が思うような結果にならなかったという意味での)がいると思います。成功者の話も元気出ますし、また頑張ろうって思ったりできるので好きです。でも、どこかで綺麗事にしか見えないこともあったりします。
自分の思うようにいかないけど、何か大切なことをみつけて、生きている”普通”のひとの話、それはとっても共感できるから好きです。

失敗が多かったり、恵まれない環境にいるひと、欠点が多いひと、何も良いことがないように思えるかもしれません。
でも!!!自分が落ち込んでいるときに、自分と同じ経験をしているひとが、側にいて、共感してくれると、安心します。

たとえば、この映画のように自分よりも苦労していないと思われる友人がすんなり自分のやりたいことを達成していたらどう思うか。
学生のときに部活でこういったことを感じたひとはいると思います。また、受験のときだって、就活のときだって、はたまた、恋愛だったり、自分のとなりにいるひとに対して何ともいえない感情を持つことがあると思います。

私自身、失敗の多い人生だなぁと思ってますが、その分、いろんなひとの気持ちになって考えられるから良かったなぁって思ってます。共感できるんです。就活や転職で苦労したので、その辺でよく相談もされました。相談されて他の人よりもその人の立場になって考えられる自信あります。

監督もやっぱりそういう経験があったから描けたのですね。

「物心ついたときから映画監督を目指して、20代は年に1、2本、自主映画を作っては映画祭に応募していたが、1次審査も通らなかった。つらい日々でしたね。映画を見て勇気づけられることもなかった。映画って栄光と挫折が描かれるが、おれは栄光がないので共感できないんです」
と吉田監督は打ち明ける。
参照:【映画】「ばしゃ馬さんとビッグマウス」吉田恵輔監督+(1/2ページ) – MSN産経ニュース

傷を舐め合うとはちょっと違くて、似ている状況にいるって、なんか心強いなぁって思うんです。だから、この映画では馬淵と天童って、全く性格とか環境は似てはいないんですけど、共感し合えるんですよね。

2人の関係とっても好きなんです。天童って、初め相当むかつく存在なんですが、あの電話の辺りから、だんだん好きになってくるんですよね。不思議と。
(ギターで「ラララ」のシーンとか、ラストのあのくだりとか大好き)

またもちろん、吉田監督お得意のひとの”イタい”側面の描写もあります。同じスクールに通っていた知り合いに声かけるあのシーンとか。思わず観てられない所もあるけど、「そこも許してあげてよ」と言いたげな監督の”優しさ”が溢れてます。

決して万人にはすすめられる映画ではないかもしれません。
でも心に残るとってもいい映画でした。

DVD特典(麻生久美子と安田章大の映画のおすすめシーン)のご紹介

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麻生久美子

結婚式のあと、天童に電話するシーン。
車が途中で通って綺麗な感じになってる感じ。

天童が脚本家を目指した理由を知った瞬間泣いてしまったときの天童の驚きの顔(なんとも言えない微妙な顔)

麻生久美子って、ちょっと痛い感じの役が多いですよね。。。「純喫茶磯辺」でも、「モテキ」でもそうでしたし。なぜか。
美人でナチュラルで好きなのですが。「宇宙兄弟」のせりかさんにぴったりで驚きました。
#067 宇宙兄弟

というか、このDVD特典の麻生久美子、かなりきれい、可愛い、素敵。

『ばしゃ馬さんとビッグマウス』麻生久美子 単独インタビュー – Yahoo!映画

安田章大

・馬淵と天童の喧嘩シーン(スクール前の)
・29テイク撮り直したという松尾と馬淵の長回しシーン
・おまけ→映画監督に飲み会でみんながこびを売るシーンで離れていく仲間に「気をつけろ、危ないやろ」っていうアドリブシーン

この方、関ジャニの方なんですね。ジャニーズに疎くてすみません、初めジャルジャル福徳かと思いました(関西弁だし金髪だし)
ジャニオタのひとに怒られそうですが。。。。。。
でもはまり役で、演技が上手くてとても驚きました。

そのほかにも、
松尾健志 演じる 岡田義徳さん、マツモトキヨコ 演じる 山田真歩さんもとっても良かったです。

そして、ラストのエンディングの音楽も余韻に残りすばらしいです。

吉田恵輔監督作品

なま夏(2006年)
机のなかみ(2006年)
純喫茶磯辺(2008年)
さんかく(2010年)
ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年)
麦子さんと(2013年12月)
銀の匙 Silver Spoon(2014年3月)

「なま夏」以外全部観てます。
机のなかみ(2006年)、純喫茶磯辺(2008年)、さんかく(2010年)は少し癖があると思います。なんとも言えない気持ちになると思います。ただそこがリアルで好きです。
後味もいいですし。

ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年)、麦子さんと(2013年12月)、銀の匙 Silver Spoon(2014年3月)の最近の3つは良い意味で癖が少なくなってますので、
一般受けするかなぁっと思います。なのでこの辺はひとにおすすめしやすいです。だから、感想を書いてたりもしてます。

#129 麦子さんと/まだまだ大人になりきれない人へ
#139 銀の匙 Silver Spoon/青春を思い出してしまう爽やかな映画

あまり、多くをセリフで語らず、また映像もきれいで見やすい、そしてやはりダメなひと、ちょっと躓いたひとに対する愛がつまった感じが好きです。

終わりに。

最後に、
自分の夢に対する観方は、ミスチルの「蘇生」に集約されると思います。

叶いもしない夢を見るのは もうやめにすることにしたんだから 今度はこのさえない現実を 夢みたいに塗り替えればいいさ

そう何度でも 何度でも 僕は生まれ変わって行ける そしていつか捨ててきた夢の続きを 
暗闇から僕を呼ぶ 明日の声に耳を澄ませる 今も心に虹があるんだ 
何度でも 何度でも 僕は生まれ変わって行ける そうだ まだやりかけの未来がある

夢を追いかけるのは悪いことじゃないけど、形を変えて、自分のやり方で実現することも大事だよね、って思ってます。
いろんなかたちがあるはずで、自分が思うような夢でなくても、実現できる術はあるって。。
そう思ってます。

読んで頂いて、ありがとうございます。

●参照

公式サイト

○予告

○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
夢をあきらめられない人に 映画「ばしゃ馬さんとビッグマウス」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー カゲヒナタのレビュー

ばしゃ馬さんとビッグマウス(ネタバレ)|三角絞めでつかまえて
「ばしゃ馬さんとビッグマウス」  ネタバレあり – アルパカの右にならえ!!arupaka-no-migi-ni-narae!!

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