#140 あなたを抱きしめる日まで/おばちゃまが素敵。”赦す”という意味が考えさせられます

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あなたを抱きしめる日まで 満足度★★★★(4)Philomena/ジャンル:ヒューマン(実話/緩いロードムービー)/94分/監督:スティーヴン・フリアーズ/2014年/イギリス

 

可愛げのあるおばちゃま最高!

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○簡単(&雑な)ストーリー説明
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1952年、アイルランドで未婚のまま妊娠した女性が、修道院に入れられ、そこで生まれた我が子と無理やり引き離されたおばちゃまが50年の年月を経てから、息子を探したいと思いつく。
我が子を探すフィロメイナ・リーと、それを記事にしたいと願う元政治ジャーナリスト、マーティン・シックススミスとのやりとりを中心に、”衝撃的事実”が明らかになっていく、そんな話です。

実話です。この辺は事実なのでネタバレしても良いと思うのですが、衝撃的な事実とは、子どもの一部をアメリカに売っているということ。
カトリック教会の暴挙を題材にしています。

なんというか、映画を簡単に言うと、
”可愛いおばちゃま、息子を探しに旅に出る”

重い題材なのですが、そんな緩い感じにも感じ取られる映画。

※注意:生き別れた息子に50年ぶりに会う、感動巨編ではありません!!ユーモアと悲しみを融合させたおばちゃま映画です。。

○感想
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これまず、94分と長編ではないことが良い。
そして、実話でカトリック教会の重い歴史を描いた社会派映画なのですが、ユーモアと優しさがあふれています。
そこも良い。
ちなみにアカデミー賞作品賞や主演女優賞にジュディ・デンチがノミネートされました。

そして、まっすぐな芯を持ったお茶目な(下ネタも言っちゃう)おばちゃまとそれに翻弄されるジャーナリストの心の変化を描いた、とっても良い映画です。

可愛いアイリッシュのおばちゃま。言動が良いですね。飛行機でジュースが無料と知ってはしゃいだり、息子がとにかく肥満かどうか不安になったり、悲しくてホテルのベランダで泣いているところとか、本のオチまで話してしまう所とかマーティンが息子に会ってたとこを知ってたときに、
質問責めして、いちいちたいしたことないことを喜んでいるシーンとか最高ですね。

ラストはとっても悲しい結末なんです。

私は、俄然ジャーナリストのマーティンの立場ですよ!

「このシスター・ヒルデガードめが!!!許さないぞ!!てかヒルデガードって名前、もろに悪役じゃないか!ドラクエだったら最終ボスだぞ!」
的な最後はよくわからないですが、、、怒りがありました。

そこをフィロメイナのおばちゃまは諭すのです。そこが宗教観ですかね。
赦すことで、心の平穏が保てると思いますし。
そもそも以下のセリフのような深い意味が”赦す”ことにはあるのかもしれません。

「赦しには大きな苦しみが伴うのよ、私は憎みたくない。憎んだら、さぞ疲れるでしょうね」

でも、恐らく、この経験を世間に知ってもらうことで、後の判断は世間に委ねようと思ったのかもしれません。
とってもユーモアがあって、とっても深いけど、気楽に見れる素敵な映画でした。

あ、最後に、
映画評論家の町山智浩さんがおっしゃているように、邦題が悪いですね。

この映画は『あなたを抱きしめる日まで』という邦題で日本公開されますが、この邦題はよくないですよ。
他の似たような映画と区別つかないし、内容伝わらないし、印象に残らないし。
今からでも変えられるなら、変えたほうがいいですよ。
だって会話に出しにくいもの。
「ねえ、『あなたを抱きしめる日まで』って映画観に行きたいの」って言いにくいよ。覚えにくいし恥ずかしいし。
ヒットする邦題は意味わからなくても、他の映画とごっちゃにならなくて、言いやすければいいの。
「ジョーズ」「ET」「エクソシスト」どれも意味わからない言葉だけど、語感で覚えるからいいの。
原題に従って『フィロミーナの願い』とか『フィロミーナの祈り』とか『フィロミーナの旅』にしたら語感も可愛いし、記憶にひっかかるのに。

参照:『あなたを抱きしめる日まで』を「たまむすび」で – ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記

是非、『フィロミーナの願い』『フィロミーナの祈り』『フィロミーナの旅』とかにして欲しかったです。

読んで頂いて、ありがとうございます。

●参照

公式サイト

○予告

○参考に読んだおすすめ感想ブログ/サイト
『あなたを抱きしめる日まで』感想、シリアスで社会的な題材を意外なまでにユーモラス!まさかの結末が心を打つ傑作! – A LA CARTE
赦しの宗教 映画「あなたを抱きしめる日まで」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー カゲヒナタのレビュー
◆THE MUSIC PLANT 日記: 映画「あなたを抱きしめる日まで」を見ました

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