#104 首折り男のための協奏曲/伊坂幸太郎

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満足度★★★★(4)

伊坂幸太郎のB面集

▼後で読む。


●伊坂幸太郎の本レビュー一覧

今までのレビュー

伊坂幸太郎の本、17冊目のレビューです。

#001 重力ピエロ(2008年3月)
#013 ゴールデンスランバー(2008年7月)
#015 死神の精度(2008年7月)
#021 グラスホッパー(2008年7月)
#023 I LOVE YOU(透明ポーラーベア)(2008年8月)
#031 チルドレン(2008年8月)
#032 砂漠(2008年8月)
#033 終末のフール(2008年8月)
#039 ラッシュライフ(2008年8月)
#061 モダンタイムス(2009年3月)
#071 SOSの猿(2009年12月)
#072 バイバイ、ブラックバード(2011年6月)
#074 マリアビートル(2011年6月)
#082 残り全部バケーション(2012年11月)
#088 ガソリン生活/伊坂 幸太郎(2013年3月)
#099 死神の浮力/伊坂 幸太郎(2013年9月)

作品リスト

※作風が似ているかなぁと個人的に思ったものを緑にしています。

1.オーデュボンの祈り(2000年12月)
2.ラッシュライフ(2002年7月)
3.陽気なギャングが地球を回す(2003年1月)
4.重力ピエロ(2003年4月)
5.アヒルと鴨のコインロッカー(2003年11月)
6.チルドレン(2004年5月)
7.グラスホッパー(2004年7月)
8.死神の精度(2005年6月)
9.魔王(2005年10月)
10.砂漠(2005年12月
11.終末のフール(2006年3月)
12.陽気なギャングの日常と襲撃(2006年5月)
13.フィッシュストーリー(2007年1月)
14.ゴールデンスランバー(2007年11月)
15.モダンタイムス(2008年10月)
16.あるキング(2009年8月)
17.SOSの猿(2009年11月)
18.オー! ファーザー(2010年3月)
19.バイバイ、ブラックバード(2010年6月)
20.マリアビートル(2010年9月)
21.PK(2012年3月)
22.夜の国のクーパー(2012年5月)
23.残り全部バケーション(2012年12月)
24.ガソリン生活(2013年3月)
25.死神の浮力(2013年8月)
26.首折り男のための協奏曲(2014年1月)

●あらすじと感想。

7つの物語による連作集。
7つの物語は、雑誌や文庫で掲載済のものです
それらが加筆修正され、単行本になったのが今回の本。

1.首折り男の周辺(2008年)-「Story Seller」
2.濡れ衣の話(2010年)-「小説新潮」
3.僕の舟(2011年)-「小説新潮(最後の恋)」
4.人間らしく(2013年)-「新潮」
5.月曜日から逃げろ(2013年)-「yom yom」
6.相談役の話(2010年)-「幽」
7.合コンの話(2009年)-「Story Seller2」

amazonのレビューを書いている人の言葉がこの本をピタリと言い当ててます。引用します。

「短編集」といっても、
『死神の精度』のような「連作」の統一感、『残り全部バケーション』のような強い収束感はなく、
少しずつリンクしてはいるものの、あくまで独立した短編の集まりと思って読んだほうがよいです。
各話にちりばめられた布石を最終話で回収するような話ではありません。
CDでいえばアーティストの遊び心が如実に表れたB面集のような感じです。
参照:amazon(slowさん)

1.首折り男の周辺(2008年)-「Story Seller」

終わり方が伊坂幸太郎的で良いです。伏線がおしゃれです。

2.濡れ衣の話(2010年)-「小説新潮」

なんかSFチックです。時空を超えます。。時空のねじれです。

3.僕の舟(2011年)-「小説新潮(最後の恋)」

これ1番好きかもです。

「水兵リーベ僕の舟」と、よく口ずさむ絵美(70歳)の話です。
夫は癌が悪化して、意識がなく寝たきり。(首折り男の周辺に出てくるから面白い。この辺は死神の精度に似ている)
その絵美が、探偵の黒澤に「50年前の、たった4日間の恋の相手のことを調べてほしい」と依頼する、そんな話です。

伊坂幸太郎のラブストーリーは、奇跡、偶然なんだよね。ロマンティックです。こうゆうのは素敵だ。
しかも老夫婦で、平凡だから良い。

4.人間らしく(2013年)-「新潮」

これはかなり伊坂幸太郎の思想が入っちゃってます。戦争とか神とか勧善懲悪とか。いじめの問題とか。救いがあって好きです。

5.月曜日から逃げろ(2013年)-「yom yom」

「月曜日」「火曜日」「水曜日」と続き、ラストは「日曜日」の章で終わります。
遊び心がある、もう一度見たくなる話です。

伊坂幸太郎、映画「メメント」好きなんだろうなぁ。自分も好きです。

6.相談役の話(2010年)-「幽」

ちょっと怖い話ではあります。

7.合コンの話(2009年)-「Story Seller2」

この話だけ、読んだことありました。こういう構成の話って面白いです。新鮮です。
最後にふさわしくて、協奏曲の余韻が残ります。

この話は、映画で見たいなぁ。。奇麗な音楽とともに。奇麗な映像とともに。

読んで頂いて、ありがとうございます。

参照

ちなみに、作者の対談は以下です。

伊坂幸太郎『首折り男のための協奏曲』|書評/対談|新潮社

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