
言葉や理屈、それらを超えた所にあるもの
あらすじ

小6の主人公の石田将也は、聴覚障害者である西宮硝子が転校してくると、面白半分に硝子をからかい、
それがやがて級友も加わり残酷ないじめに発展していく。
感想
ちょうど、1年くらい前にマガジンの読み切りで話題になった、「聲の形」という漫画。
いつの間にか連載になっていて、コミックも1,2巻と、しかもkindleで出ていたので思わず買ってしまいました。
「明日、ママがいない」というドラマが、児童養護施設協議会から大きなパッシングを受けている昨今、
こういった障がい者を描いた作品もまたいろいろと批判もあるだろうと思いますが、
この漫画は、絶賛されています。
障がい者側の目線で書かれているわけではなく、あくまでもこの漫画は、いじめっ子目線で書かれています。
障がい者だからというわけでもなく、心を傷つけられた人ってたくさんいると思います。
自分の気持ちをうまく言い表すことができなくて、苛立つ気持ち。理解できない他人の気持ち。
コミュニーケーションがお互いにうまく行かないから、誤解も生まれますし、そこに対立も生まれます。
自分の気持ちさえも分からなくて、それを他人に表現することもままならない不器用な主人公のこの先が気になります。
作者も下記のように述べているみたいです。
その着想は、作品の投稿当時から現在に至るまで育っているテーマ「人と人が互いに気持ちを伝える事の難しさ」の答えを作者自身が見つけ出せなかったため、「読者に意見を聞いてみたい」という気持ちで描いたという。参照:wikipedia
1巻じゃ、共感できない主人公が、2巻では応援したくなっていきます。
最近、注目のおすすめ漫画の紹介でした。
読んで頂いて、ありがとうございます。
ちなみに、先が気になる漫画といえば、「亜人」もおすすめです。
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