麦子さんと 満足度★★★★(4)mugiko/ジャンル:ヒューマン/95分/監督:吉田恵輔/2013年/日本
大切なひとを想いながら歌います。
○簡単なストーリー説明:
アルバイトをしながら、声優を目指している麦子(堀北真希)とギャンブル好きで適当な性格の兄の憲男(松田龍平)。兄弟2人暮らしをしている。ふと突然離婚して家を出た母が訪れ、家に転がり込む。
しかし、麦子は母を母として認めれることができなかった。そして、まもなく母は末期がんで死ぬ。麦子が納骨のため、母の故郷を訪ねると、町のみんなに愛された母を知る。

ほのぼのとした日常と、くすっと笑えるシーンが度々あって、曖昧で、言葉に表しにくい感情を描いた映画、
そんな映画好きです。
この映画がまさにそれです。よし!映画観るぞ!と気張る必要もなく、泣くぞ!と思いながら見るのでもなく、ただ何となく癒されたい、そんなときに見る映画がだと思いました。

母親が、昔地元のアイドルで、アイドル目指して上京したけど、夢破れるという点はドラマ「あまちゃん」に似ているのかぁと思ったりしました(あまちゃん見たことないけどなんとなく)
「あまちゃん」が好きなひとははまるかもしれません。
あと、アニメ”オタク”の人も、はまると思います。堀北真希が下手な?声優やってます。笑
親に対する罪悪感と、成長を描いているんだと思います。
大人になったひとなら誰しも感じる想いだと思います。
だから、麦子さんに共感しますし、感動するんだと思います。
まだまだガキだなぁって。。。
誰かを赦すことで、自分も肯定できるんだなって思いました。
自立した女性は、自分の母親と重ねて見るのかな。
個人的には、男の立場で見ると、クールな兄(松田龍平)が号泣するシーンのほうに胸が打たれました。

最後の最後の良い所で音楽が流れるんだよなぁ。。。あのさわやかな終わり方好き。「赤いスイートピー」好きになりました。
読んで頂いて、ありがとうございます。
吉田恵輔監督作品
「純喫茶磯辺」「さんかく」も見ました。
この監督の作品は、ひとの何ともいえない曖昧な気持ちを表すのが上手い!!
「麦子さんと」は「純喫茶磯辺」「さんかく」のようなドロドロした感じはなくなっていましたが、リアルな心を描いたら右に出るものはいないなぁって思いました。
「ばしゃ馬さんとビッグマウス」はまだ見てないので、レンタル開始が待ち遠しいです。

●参照
○予告
○参考に読んだブログ
◆麦子さんと(ネタバレ)|三角絞めでつかまえて
◆ウザさ以上の愛情 映画「麦子さんと」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー カゲヒナタのレビュー
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