#103 ゼロ~なにもない自分に小さなイチを足していく~/堀江 貴文

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満足度★★★★☆(4.5)

小さな”イチ”を足して”イチ”人前になるための心構え

前置き

最近、ギズモードで、面白い記事3つ読みました。

堀江貴文さん「これからは個人が強力なメディアとなる。」 : ギズモード・ジャパン

堀江貴文さんにiPhoneホーム画面とカバンの中身を見せてもらったよ! : ギズモード・ジャパン

堀江貴文さん「情報収集しててこのガジェットすごいと思ったらすぐ試す!」 : ギズモード・ジャパン

そして、今回の書籍のイベントの記事を見て、興味をわきました。
そこにいたのは「ホリエモン」ではなく「堀江貴文」 — 「ゼロ」出版記念ブロガーミーティング | タムカイズム

以前、ホリエモンの下記の本を読んで、思ったことなのですが、
#093 金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの? /堀江貴文

個人的に私が、堀江貴文さんのことをどう思っているかというと、特別好き=尊敬すべき目標となる人でもないし、嫌いな人でもありません。
とても”合理的で、お金至上主義”であるイメージです。
何もそこまで自分から敵を作るようなことを言わなくても良いんじゃないかなって思うくらい。

スーツではなく、カジュアルな格好でいることで、物議を起こしましたが、普通の人って、面倒だからそういう議論をさけるために、他人と違うことをできるだけしないよう嫌われないようにするのですが、この人は、自分の合理的効率的な考えをもとにして逆らうこと無く行きてます。もっと楽に人と付き合う生き方もできるのに。

上記の理由も書かれてました。以下抜粋します。

●どうしてネクタイを締めなかったのか?

世の中の「空気」を変えていきたいから。

「会合やパーティーではタキシードを着用すること」と書かれていたとしよう。それだったら、なんの問題もなくタキシードを着る。明文化されたルールに従うことに抵抗はない。
一方、「仕事ではスーツを着ること」や「偉い人と会うときには、ネクタイを締めること」といった話は、どこにも明文化されたものではない。ただの慣習であり、空気であり、いい加減な常識だ。スーツやネクタイが好きなら別だが、嫌いだったら従う合理的な理由はない。

この合理的な考え方を「裸の王様」を例に挙げています。やっぱり、かなりの合理的なひとです。「無駄話をされるのは嫌いだ」という話からもわかります。(ただ私も商談のときの無駄話は嫌いです)、「貯金を推奨する人は、面倒なことを考えたくないだけ」という主張もかなりの合理的な発想です。

ですが、今回この本「ゼロ」を読んで、ホリエモンの”不器用な”感じの”わけ”が分かりました。
ありのままの自分をさらけ出すことをさけていたそうですが、やっぱり、正直なその人の弱さや欠点等が理解できると親近感がわきます。

この本で何度も出てくる”仲間”の存在。ホリエモンは逮捕されても、見捨てない仲間がいたそうです。その人達にはメディアに出てくるホリエモンではなく、
この本に出てくる”堀江貴文”を知っているからこそ、信頼していたのでだなぁって納得しました。

稼ぐが勝ちを出版して約10年後、
「ゼロ~なにもない自分に小さなイチを足していく」という本を出版し、何かを得たホリエモンの半生の話です。

▼後で読む。


◆ざっくり要約!
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ゼロにゼロを掛けてもゼロのまま。物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。
逮捕、収監によって全てを失い、「ゼロ」になった男が、これから、どう一歩を進んでいこうと考えているのか。

これまで語られてこなかった幼少時代や、中学1年のときから、起業していくまでの”ゼロ”から”イチ”を積み重なっていったのか、
その方法論ではなく、”考え方”、生き様を正直に振り返った本。

◆内容について。抜粋あり。

この本を書いた理由〜刑務所に入って変わったこと〜

「刑務所に入って変わったこと」、それは、

コミュニケーションに対する考え方。
だそうです。

不合理なものを嫌い、徹底した合理主義者だからこそ、”事実””結果”だけにこだわり、余計な御託やプロセス、感情の言葉を廃した結果、
メディア上のイメージの”拝金主義”者のホリエモンが出来上がってます。

でも、ホリエモン自体、そういうことを理解した上で、それでもなお端的で論理的な言葉で、たとえ誰かを傷つける結果であっても貫き通していたみたいです。ただ、逮捕され刑務所にいたたことをきっかけに、同じことを伝えるにも、伝え方次第であらぬ誤解を与えてしまうということに問題視したそうです。

どうしても伝えたいことや、成し遂げたい夢のため、まず、自分という人間を理解してもらうことを念頭に、カッコ悪い話も、コンプレックスもありのままに伝えること
そのための手段が、今回の本を書いた理由とのことです。(親が普通の人という話や、女性が苦手でキョドることが多かった話など興味ふかい話もあります)

以下、自分が付箋をつけた箇所を書き綴ります。

東大受験の話

面白いのが受験時は、睡眠を10時間取り残りの14時間は全て勉強に費やしていたということ。

今でも、
毎日できるだけ8時間は睡眠をとる
ようにしているそうです。

東大に合格するひとって、かなり合理的なイメージです。無駄がないというか、努力家というか、
シンプルで、スマートです。ただ考えず睡眠時間を削って、血がにじむような努力をしたって、達成できないって。

睡眠をとることで集中力がまし、記憶も安定することがわかっているからこそ、睡眠をちゃんと取る。
そして、ホリエモンがすごいことは、睡眠を確保したら、残りの起きている時間を全て勉強に当てていたということ。
食事や風呂なども含めて。。

努力ではなく、「ハマる」こと。先にある目標ではなく、今目の前の作業にハマってしまうこと。

仕事でも勉強でも、あるいは趣味の分野でも、人が物事を好きになっていくプロセスはいつも同じだ。人はなにかに「没頭」することができたとき、その対象を好きになることができる。

どうすれば没頭することができるか?それは「自分の手でルールをつくること」。
ルール作りのポイントは、とにかく「遠くを見ないこと」に尽きる。例えば一日二ページというノルマをじぶんに課し、来る日もくる日もこのノルマを達成することだけを考える。長期的な目標掲げると迷いや気のゆるみで没頭できなくなる。今日という一日にギリギリ達成可能なレベルの目標を掲げ、今日の目標に向かって猛ダッシュしていく。

経験、チャンスの話

なにかを待つのではなく、自らが小さな勇気を振り絞り、自らの意思で一歩前に踏み出すこと。経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていくのである。

仕事や人生や恋愛でも何でも、”怖気づいてしまう”理由は、

経験が圧倒的に足りない。

それだけだと。。。経験があれば、堂々とできます。うまく行けば自信が生まれます。いろんなことに手を挙げることも、チャンスを逃すこともなくなります。

”経験がないから、自信がない””自信がないから、経験ができない”
鶏が先か、卵が先かの問題云々ではなく、だからこそ、ゼロから、”イチ”を足していく”勇気”が必要なんだなって思いました。

経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていく

小さな成功体験を積み重ねていった”ヒッチハイク”の話は分かりやすいです。

自分も、新卒で入った会社で、飛び込みやアポ電話をたくさんしましたが、そのときの辛い経験を思い出すと、何でもできる!って自信になってます。
人よりも、辛いことや、大変なことをしてきた”幅のある人生”を送ってきたひとのほうが、視野も心も広くなって、何があっても動じない自信が生まれるのかなぁって感じてます。

だからこそ、今、悩んでたり苦しんでるときこそ、チャンスだなって思います。もっともっと自分を成長する過渡期なんだって。

その苦しいときにこそ!何か直感的にチャンスだと思ったときに、躊躇せず”行動”するといいことが起こるのは不思議ですが真実だと思います。
前の職場でもそんなことが多々ありました。ちょっと良いなってふらっと立ち寄った会社から、思いもよらない仕事の話があったとか。。

この本でも「桃太郎」の話が出てきます。
川で洗濯をしていたおばあさんは、大きな桃に飛びついた。奇妙な桃だと怖がらず、洗濯中だと無視もせず、とにもかくにも飛びついた。鬼退治の物語は、おばあさんが桃に飛びつくところからはじまるのだ。
桃太郎の話に例えられていたがチャンスは誰にでもやってくる。
そのチャンスが桃なのか葉っぱなのかはわからないが、チャンスを必ず掴むことが大切である。

恐らく、「やりたい」と思ってる人はたくさんいるけど、実際にそれを”やる”人は少なくて、だからこそ、達成できるんだなって思います。
「失うもの」のリスクを心配するだけでなく、「得られるもの」を考えること。

働くこと、自由の意味の話

前の職場は、営業で、信用も実績も何もない所から、自分の足で、仕事を作り出すことが仕事でした。
今の職場は、経理で、社会的な信用がある会社の中で、内部の仕事をサポートする、守る仕事、たくさんのことを与えられる仕事です。

与えられる、頼まれる仕事だからこそ、右から左に流すだけで何らかの達成感もあって、仕事をした気がしてお金ももらえて”楽”と言えば楽なのですが、
どうしても”与えられる”仕事を嫌々引き受けて仕事をすることも多くなってしまいます。
以下に働くことの本当の”面白さ”が書かれてました。

与えられる仕事をこなすことは”楽”ですけど、”楽しく”はありません。自分の手で考えて作ってないからです。
でも!与えられた仕事であっても、「作り出す仕事」に変え、そして仕事を好きになる方法を、ホリエモンは自身が刑務所で介護衛生係という職につきやったことをもとに書いてあります。

マニュアルどおりにこなすのではなく、もっとうまくできる方法はないかと自分の頭で考える。仮説を立て、実践し、試行錯誤を繰り返す。そんな能動的なプロセスのなかで、与えられた仕事は「つくり出す仕事」に変わっていくのだ。仕事とは、誰かに与えられるものではない。紙袋折りのような単純作業でさえ、自らの手でつくっていくものなのであろう。だから僕は、自分が経営者でなかったとしても、たとえば経理部の新入社員だったとしても、その仕事に「やりがい」を見いだす自信がある。経理部に配属されたとしたら、より効率的な経理決算システムをつくったり、入力時間を半分で終わらせる方法を工夫したりと、どんどん前のめりになって仕事をつくり出していくだろう。そうやって自らの手でつくり出した仕事は、楽しいに決まっている。

ここで大切なのは順番だ。人は「仕事が好きだから、営業に没頭する」のではない。順番は逆で、「営業に没頭したから、仕事が好きになる」のだ。心の中に「好き」の感情が芽生えてくる前には、必ず「没頭」という忘我がある。

また、”自由”という本当の意味について。

自由と責任は、必ずセットになっている。責任が発生しないうちは、本当の意味での自由も得られないのだ

会社や組織にぶら下がり、組織の言いなりになっている人たちは、経済的には自由なはずなのに、精神的な自由を失っている。考えることを放棄して、自分の人生を生きていないからだ。
考えるだけでは自由を得られない。そして働くだけでもいけない。常に自分の頭で考えながら、地に足をつけて働くこと。考えることと働くことは、どちらも欠かせない車の両輪なのだ。

信用、自信の話〜お金よりも大切なもの〜

”お金とは「信用」を数値化したもの”

お金に投資する時代は、もう終わった。これからの時代を生きるあなたには、「お金」ではなく、自らの「信用」に投資することが求められている。ほんとうに困ったとき、人生の崖っぷちに追い込まれたとき、失敗してゼロに戻ったとき、あなたを救ってくれるのはお金ではなく、信用なのだ

この話は、最近他の本でも読んで共感しました。
#093 なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか? /山口揚平
#092 そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか/山口揚平

お金の価値よりも、個人の信用の価値の方が重視されている時代であると。でもそうはいっても、信頼してくれるのってそう簡単なわけでなもくて。。困っちゃいますが。誰よりも信頼してくれる人が、誰にも存在している人がひとり。

相手がどのように評価し、信用してくれるかどうかは、こちらでコントロールできる問題ではないのだ。特に、なにもないゼロの人間が、「わたしを信じてください」と訴えても、なかなか信用してもらえないだろう。それでも、ひとりだけ確実にあなたのことを信用してくれる相手がいる。

「自分」だ。そして、自分に寄せる強固な「信用」を自信という。信用の「ゼロイチ」は、まず自分で自分を信じることから始まる。

「自分に自信を持つこと」と「背伸びをすること」

そして自分に寄せる強固な信用のことを、「自信」という。ハッタリをかますこと、背伸びをすることは、決して悪いことじゃない。他者からの信用を獲得していくために、絶対に乗り越えなければならないハードルなのだ。80の力しかないのに、100の仕事を引き受け、それを全力で乗り越える。すると次には120の仕事を依頼してもらえるようになる。信用とは、そうやって築かれていくものなのだ。

親、元妻、家族の話〜あなたはほんとうに「自立」できているか?〜

どんなに追い詰められても、親の前は弱音を吐かない。
血縁的に息子であることは変わらなくても、気持ちの上では一人の大人でありたい。それが僕にとっての自立だった。
「親元を離れる」とは、単にひとり暮らしをすることではない。もっと精神的なもの。
自分の人生を生きず、親の望む人生を生きることが親孝行だとは思わない。もし親孝行という言葉が存在するのなら、それは一人前の大人として自立することだ

ホリエモンは離婚しているというのは初めて知りました。仕事が中心に生きるホリエモンと家庭を大事にしていた元奥さん。結果的に2年で結婚生活だそうです。
孤独を味わっているからこそ、仲間の存在を重視していて、仲間の意義を、孤独や寂しさを埋め合わせる存在ではなく、互いの能力を補完し、ひとりで実現できない夢をみんなで叶えるパートナーとして見ています。

そして、他者を信じることの意義の話もその通りだなぁって感じました。

他者を信じることは、裏切られるリスクを引き受けることでもある。それで裏切られたからといって不平不満を述べるのは筋が違う。

その覚悟を持って、仲間、家族を信じる。それが信頼するパートナーとの付き合い方なんだろうと思いました。相手がどう考えているかは分からないけど、自分はその人を信じること。

◆この本から何を活かすか?

合理的な生き方。
睡眠は、8時間とるということ。メリハリをつけて、他の時間は全部一つのことに費やした方が、自分も成果が出る事が多いので、
他にやりたいことを広げないで一番成し遂げたいことに集中したいと思いました。

ホリエモンは、幼少期から、百科事典の方が好きだったみたいです。

児童文学が苦手だった。求めていたのは、「お話」ではなく、網羅的な「情報」だったのだ。
フィクションの世界より現実の「世界」が知りたかった。

私は、どちらかというと、点の事象、結果のものよりも、一人の人生を描いているような”物語”のほうが好きです。

論理的、合理的な結果よりも、不合理、感覚的、言葉で言いあらわせにくい事象のほうが人生において圧倒的に多いと思うし、
そっちのほうがより”面白い!”って思えるからです。

思い通りにいかなくても、たとえほかから見たらかっこ悪い、不器用な生き方だと思われても、前に進んでいく、そんな日々を送っていければなぁっていつも思ってます。

経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていく

苦しいからこそ、シンプルに考える。悩むとは、物事を複雑にしていく行為である。考えるとは、物事をシンプルにしていく行為である。感情に流された決断には、迷いがつきまとい、後悔に襲われる可能性がある。しかし、理性の声に従った決断には迷いも後悔もない。過去を振り返ることなく、前だけを向いて生きていくことができる。
どれほど複雑に見える課題でも、元をたどればシンプルなのだ

改めて、ゼロをイチへ。

一歩ずつ進んでいきたいと思える本でした。

◆終わりに。

ちなみに、今回は、kindleで読みました。また、ipadminiではなく、通勤中にiPhoneで読みました。
文体も軽い感じで書かれていて電子書籍の方が手軽で良いかなぁって思います。

価格も書籍より安いですしおすすめです。

読んで頂いて、ありがとうございます。

◆参照

一番伝えたいこと、「はたらこう」の意味が分かりました。
404 Blog Not Found:+1; # 書評 – ゼロ
経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていく …

◆目次◆

第0章 それでも僕は働きたい
第1章 働きなさい、と母は言った──仕事との出会い
第2章 仕事を選び、自分を選ぶ──迷い、そして選択
第3章 カネのために働くのか?──「もらう」から「稼ぐ」へ
第4章 自立の先にあるつながり──孤独と向き合う強さ
第5章 僕が働くほんとうの理由──未来には希望しかない
おわりに

著者情報

堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年福岡県八女市生まれ。実業家。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。民間でのロケット開発を行うSNS株式会社ファウンダー。東京大学在学中の1996年、23歳のときに、インターネット関連会社の有限会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)を起業。2000年、東証マザーズ上場。2004年から05年にかけて、近鉄バファローズやニッポン放送の買収、衆議院総選挙への立候補などといった世間を賑わせる行動で、一気に時代の寵児となる。既得権益者と徹底的に戦う姿が若者から支持を集め、『稼ぐが勝ち』(光文社)がベストセラーに。しかし2006年1月、33歳のときに、証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、懲役2年6カ月の実刑判決を下される。2011年6月に収監され、長野刑務所にて服役。介護衛生係としての仕事に励みつつ、メールマガジンなどで情報発信も続け、獄中で40歳の誕生日を迎える。2013年3月27日に仮釈放。本書が刊行される直後の11月10日0時に刑期を終了し、ふたたび自由の身となって、「ゼロ」からの新たなスタートを切る。

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