
第9地区 満足度★★★★(4)District 9 ジャンル:SF(エイリアン) 111分/監督:ニール・ブロムカンプ/2010年/アメリカ
B級SFアクション映画として期待しない感じで見るとかなり面白い映画
●公式HP
◆ざっくり要約!
あらすじ:
南アフリカ上空に宇宙船がやってきた。その中には大量のエイリアンが。。難民としてエイリアンを「第9地区」に隔離する。エイリアンを動かそうと男が侵入するが、感染して、自分もエイリアン化してきて、大変。男はエイリアンにならないようやけくそになっていく。一緒に行動するエイリアンの方が冷静で、、、そこに友情が生まれる??
一言感想。

これぞ、SF風刺アクション映画!
今、エリジウムが上映中ですが、同じ監督の処女作「第9地区」を見てみました。
エリジウム- オフィシャルサイト
▼スポンサーリンク
●どんな人が(誰と)見ると楽しめるか?

一人でも、友達とでも見て面白い映画。
ちょっと、軽い感じのノリで、ゆるーく映画を楽しみたい人。
◆見る前に簡単な予備知識(これから見ようとする人へ)

以下3者の立場だけわかってれば楽しめます。
●MNU
エイリアンの管理を任された国家組織。基本的にエイリアンの人権を無視して、実験とかしちゃいます。エイリアンをどうにか金に変えようとしている感じ。
●エイリアン
外見が甲殻類のエビに似ている。人間は”エビ”と馬鹿にして呼んでいる。怪力で、ゴムとキャットフード、生肉が好物。ちょっと抜けている所がある。気持ち悪い感じ。言語も話す。
●ギャング集団
第9地区に潜伏する黒人のナイジェリア・ギャング集団。
エイリアンと共存。エイリアン相手に食料を売り、賭博場を開き、エイリアン相手の売春を行ってもいる悪い奴ら。エイリアンのちからに興味があり、その力を手に入れたいと思っている。
●ストーリーについて。

このエイリアンが難民として地球にいる様子をドキュメンタリー的にインタビュー形式で話が進みます。
主人公のヴィカスはエイリアンを管理する国家機関の職員です。
エイリアンを第9地区から第10地区(強制収容所)に移住させるプロジェクトの責任者。
しかし、事故でヴィカスは自身の体が徐々にエイリアン化していく。
今度は自分が人間側から狙われる立場になっていく。
エイリアンのクリストファー親子に助けてもらい、一緒に戦うことに。
自分のことしか考えていないヴィカス。
意外に理知的なエイリアンのクリストファー。(実験室を見たクリストファーにはちょっと泣けます。。)
その対照的な感じがいいです。
エイリアンと主人公に友情が生まれるのか。。

後半は戦闘アクションが多くてそれだけでも楽しめます。
南アフリカは、貧困と犯罪、存在するスラム街がまだあるようです。
そこが、エイリアンで示唆していて皮肉なストーリーになってます。
低予算らしいですが、意外に楽しめる映画でした。
こちらも低予算映画ですが、面白いB級映画です。
#081 月に囚われた男
エイリアン映画

ハラハラドキドキ、SFアクションのエイリアン映画としては、もちろん「エイリアン」が一番ですよね。
「エイリアン2」は傑作です。
ファンタジーエイリアンの代表は、「E.T. 」で間違いないです。
コメディエイリアンはこちら、「メン・イン・ブラック」と「宇宙人ポール」ですかね。
●最後に。
なんか、人を喰う赤い巨大な甲殻類エビが出てくる有川浩の「海の底」を思い出しました。
こちらの凶暴なエビと違って、「第9地区」の”エビ”は比較的温和でちょっと抜けてて愛着があります?(気持ちわるいですが。。)
なかなか切ない映画でもあり、楽しめました。
でも、続編はいらないかな。笑
『第9地区』の続編『第10地区』の概要は執筆済み!監督が明かす – シネマトゥデイ
読んで頂いて、ありがとうございます。
●宜しければFeedlyの登録もお願い致します。(週2〜3回更新しています。)
▼スポンサーリンク