任侠ヘルパー 満足度★★★★☆(4.5)Beautiful World ninkyo-helper/ジャンル:任侠 (134分)/監督:西谷 弘/2012年/日本

これぞ、”本物の”男!
◆ざっくり要約!
任侠ヘルパー – Yahoo!映画
評価:4.43点
あらすじ:
暴力団の隼会から脱退し、堅気となってコンビニ店員として働く翼彦一(草なぎ剛)。強盗に入った老人に店の金を渡したことから刑務所送りになった彼は、獄中でその老人・蔦井雄三(堺正章)と再会。元極道であった彼は彦一に、コンビニの件の礼として出所後に自分と兄弟分だった極鵬会の組長・朝比奈(宇崎竜童)を頼れるように手はずを整えてくれる。出所したものの、身を寄せる場所のない彦一は、朝比奈を訪ねることに。だが、彼から破産した老人たちを劣悪な介護施設に放り込み、年金や生活保護費を絞り取るシノギを強いられる。
簡単に言えば、元極道者の翼彦一が劣悪な環境の介護施設に関わり、”弱きを助け強きをくじく”任侠道”を貫こうとする話。
一言感想。
これが男の中の男の映画だ!
単なるフジテレビのドラマの映画化だと思ってなめたらいけない映画です。
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●どんな人が見ると楽しめるか?
男の人ですね。男友だちと見ても良いと思います。
ただ、介護の深い問題などを、行政の立場、介護する家族の立場から描いているので、そういった問題に興味があるひとも良いかもしれません。
◆見る前に簡単な予備知識(これから見ようとする人へ)
「弱きを助け強きをくじく」
という昔ながらのヤクザの世界観。
ただ、ドラマを見てなくても問題ありません。
●内容について。
すみません。最初の1時間くらいは、見るのに耐えられないシーンがたくさんあります。
介護の現場の悲惨さがにじみ出てます。それと老人と一緒に過ごす家族の苦悩も。。。
そういった環境の人がみたら、嫌な気持ちになるかもしれません。
認知症の母を持つ安田成美の演技。すごいです。そして、その子どもたち。
ただ、後半はすっきりしたり、感動すること間違いないので、最後までみることをオススメです。
恥じらいながら手をふる彦一のあのシーンを見て、あったかい気持ちになりました。
ひとって、”老い”にいつかは直面します。
親、そして、自分。
若い頃は、そんなこと考えず前だけ見て生きて行きますが、ふと考えると怖かったりします。
生きる気力ってなんだろう。
家族にとっての幸せってなんだろう。
議員の香川照之が変わって行くシーンがまた良いんですよね。
見栄とか、自分の立場とか、そういったものを捨ててまで守りたい”何か”。
それが分かったとき、ひとって、怖いものなんてなくなるんでしょうね。。
●キャストについて。
翼彦一は草なぎさん。かっこよすぎです。
夏帆。派手なギャル役。分からなかった。
●最後に。
最初と最後のシーン。同じだけど、ちょっと違う。そんな彦一に注目です。
エンドロール。
LOVE PSYCHEDELICOの「Beautiful World」の曲と、
1人手押し車を押して歩いてるおばあさんの姿。
考えさせられます。
●予告編
●公式HP
映画「任侠ヘルパー」公式サイト