
満足度★★★☆(3.5)
本業により力を入れるためにも。。
●前書き(電子書籍について)
まず最初に、この本は、kindleで購入してipadminiで通勤中に読みました。
電子書籍って初めて利用したのですが、すごいですね!朝ちょっと気になって読んでみようかと思ったら、ボタンひとつで購入できて、ものの30秒もかからないくらいで、ipadからダウンロードして読めるという。。。。本屋で実物を見て買うことも大好きなのですが、こういう本の読み方もありだなぁって思いました。
でも個人的に電子書籍だとアナログの本の良さ、例えば、どのくらいまで読んだかとか、どの辺に感銘した文章があったとかそういう感覚的に分かるものがちょっと見えづらくなるかなぁって思いました。それでも、普通の書籍を買うより200円くらい安かったし、かさばらないし使いようだと思います。
●内容
会社でずっと働き続けるか?起業するべきか?
その2社択一ではなく、パラレルキャリア、つまり「本業」と「自分の好きな活動=2枚目の名刺」をブレンドした生き方を提案する本です。
そういった意味では、最近直木賞をとった、朝井リョウさんもその一人だと思います。会社員を続けながら、小説家でもあるというパラレルキャリア。
広告会社に勤めながらipadを使ったマジックをするiPadマジシャンの内田伸哉さんも例として本書にのせられています。
生活の基盤を持ちながら、したたかに自分の夢を実現していく「戦略」として、今の時代にとてもマッチしている。
これからの働き方のひとつなのかなぁって思いました。起業というとリスクが大きいですが、小さなリスクだけど、やりたいことを少しずつ続けてみるという生き方。
本業の安定収入があるからこそできる冒険もある
確かにこれだけ聞くと本業を軽く見ている感じがしますけど、本業とは違う名刺で活動することで、本業にも役に立って行く、そんな相乗効果もあると書かれてます。 人脈や発想もいろんな人とと出会ったりする中で生まれると思います。顧客からお金を頂くということの難しさも既にシステムが出来上がった企業では経験できないなぁって確かに思います。でもそれが一番大事だと思いました。日常の決まった業務をやっているとそういうことを忘れて行くなぁって。。
2枚目の名刺で活動をすると、顧客から直接お金をいただく経験ができます。大切なお金を払ってくれる顧客と対峙し、そのお金に見合うだけの価値を提供しなければいけないという緊張感が、あなたの能力を最大限にまで引き上げてくれる。
革新的な発想を身につける上で大切なのは、自分の専門領域外からのインプット「生きがい」をリスク分散できる本業の安定収入があるからこそできる冒険もある
2枚目の名刺の活動では、あえて目の前の利益に走らない
●自分にとってのパラレルキャリアとは、、
本業は、「経理」です。なので、会計(お金)に関してのキャリアは積んで行きたいと思ってます。そして2枚目の名刺にどう自分の肩書きを入れるか。。
「映画」と「本」が好きなので、ブログではそっち方面を書いてます。今後はもっと「IT」に関わるスキルもつけていきたいと考えています。これらがどう相乗効果を生んで、誰かの役に立つかはまだ分かりませんが、自分ができることをやって、認められるようつくしたいと思います。
●名刺作成方法。
ちなみに、私の名刺は、
[browser-shot url=”http://creator-life.net/business-card/” width=”450px”]
こちらの記事を参考にしまして、ワールドフジの91×55.comさんで作成して頂きました。とても丁寧に対応して頂きました。
[browser-shot url=”http://www.kunoichigogo.com/” width=”450px”]
【料金料金】※データ支給
印刷方式 :オンデマンド印刷
サイズ :91×55
紙 :ヘリオスGA 210K【ホワイト】
色数 :両面フルカラー
部数 :100枚
印刷料金 :2,900円

ちなみに、ヘリオスの紙の質はとても気に入りました。10日ほどでできました。
[browser-shot url=”http://www.danshihack.com/2011/02/01/junp/blogger_namecard.html” width=”450px”]
すみません、、男子ハックさんの名刺を結構真似しちゃってます。リスペクトしているので真似してます。アレンジですかね。。汗 デザイン能力ないんで。。。すみません。
●なぜ、満足度3.5なのか。
個人的に、名刺は既に先月作りました。なのでこの本を読む前から2枚目の名刺の有用性については理解していました。この本はそういった意味で、まだ名刺を作ってない人がその有用性を知るための、その一歩を動かすための本だなぁって思いました。
ビジネス本を読む意義って自分の中で2つあって、
①共感を得ること(自分が思っていることを代わりに文章化してくれる)
②新たな発見を得ること(自分が思っていることの上を行く行動知識を得られる)
だと思ってます。
全く自分が思っていること(興味の範囲外)の話はなかなか手を取りいのが常だと思います。ある程度、知っている範囲の本が比較的目につくと思います。その中で②があって、かつそれを”活かして”初めて本を読んで良かったなぁって感じます。
今回の本は、あくまでも自分の中ですが、具体的なアクションまで持って行けるような話はなかったです。(具体的に名刺を使ってどう、自分が楽しい仕事に活かせるか、まで書かれたものだったら良かったなぁ。。具体例として、家入一真さんや伊藤春香さん(はあちゅう)のインタビューもありましたが、もっと踏み込んだ内容を期待してました。。)
でも!”パラレルキャリア”という、本業の仕事と、オフのとき、自分がやりたいことをするキャリアの形成が相乗効果を生むという話自体、とても共感できますし、そういった啓発本として良い本だと思いました。
読んで頂いて、ありがとうございます