
満足度★★★★(4)
前作を読んできた人が、5年間を振り返るのに良い本かなぁ。。
#026 夢をかなえるゾウ
この本を読んでから、かれこれ5年は経っているのかぁ。。ベストセラーになったこの本を読んで、その5年の間に、”夢”を叶えられたひとってどのくらいいるのかなぁって思います。
その当時の”夢”を叶えた人ってあまりいないんじゃないかなって個人的に思ったりする。でも”夢”自体、いろいろ形を変えて、自分にとって何かしら良い影響は与えているかなって思います。
自分自身とはいうと、手段は違えども、根本的な”夢”って変わっていないのかなぁ。。それに、5年間で何も手に入れなかったわけではないし、それなりに大変ではあったけど、楽しいこともあったし、それなりには成長もしてるのかぁ、、とは感じています。
「夢をかなえるゾウ2」って、前作を読んだ人にとっては振り返りでもあるのかなぁって思いました。夢をかなえるために何かをすることって、いろんなことに通じてて、それに気づくためのものなのかもしれないって思ったりもします。
今回の主役は、売れないお笑い芸人です。その彼がサラリーマンを辞めて”夢”を追いかけたきっかけになったこと、それは、
人間にとって一番怖いのは、将来が見えないことじゃなくて、 将来が見えてしまうことなんだ
ということ。
たとえ、その先が、自分の思い描いたものではなかったりしても、全部何かしらに活きてくる。自分の知らへん場所は、思いもよらんかった色んな経験をさせてくれる。つまり、そこは自分が一番成長できる場所やねん。
むしろ、将来先が見えない中で、生きて行けていることって、すごいことだと思います。不安の中にも”楽しさ”や”喜び”を作っていける力を持った人の方が”強い”って思います。
てなことで、今回は“お金”と”愛”がテーマになってます。ガネーシャの他に、貧乏神の金無幸子、主人公の恋敵となる釈迦、死神等、様々な神様も登場します。何か素晴らしいことを書いてあるという見方ではなくて、小説として笑えて面白いのないかなってという感じで読むのが良いかもしれません。
貧乏になる人の3つのタイプ「ドリーム貧乏」「ガネーシャ貧乏」「お駄賃貧乏」の話も面白いです。
せやからな、失敗したことや、恥ずかしいこと、みじめな状況ちゅうのはできるだけ人に話して笑いにしてったらええねん。 そしたら人目を恐れずに色んなことに挑戦できるし、自由に生きることができるんやで
自分が困っているときに、困っている人を助ける
他人に対する言葉や言動は、自分に対する言葉や言動でもある
自分が困っているときに人を助けてあげられる人は、『困っている』という感情から抜け出すことができます。そして、そのとき人は大きく変わります。当たり前のように、人を喜ばせることができるようになるのです
他人に与えることは大事です。でも、ただ与え続けるだけの人は貧乏神に好かれてしまうのです。お金持ちになるためには、他人に与えるだけではなく、他人から受け取らなければなりません
自分らは、たくさんの人を喜ばすことだけを『成功』て思てるみたいやけど、たった一人の人間をたくさん喜ばすんも『成功』なんやで
読んで頂いて、ありがとうございます。