
満足度★★★★(4)
TSUTAYAの発掘良品からレンタルしました。
DVD化してほしい映画No1ということらしいですが、
全くこの映画知らず。。。
「マイ・フレンド・メモリー」
という映画は見たことあります。
一瞬これのことかと思ったけど、違う映画。
結構似てるんだけどね。。
内容は、↓
幼い頃の輸血が原因でHIVに感染してしまった少年デクスターと、
隣家に住む少年エリックとの友情を描いた映画。
「マイ・フレンド・メモリー」 も不治の病をもった友人との友情の映画だからこの2つの映画は似ている。
でも、友情だけの涙ものの映画ではないところがまた良い。
まず
①AIDS
「フィラデルフィア 」という映画。
AIDSと同性愛の映画。
社会派。
でも、ここまでAIDSを重く中心とはしていない。
ただ、
デクスター(エイズにかかった子)が食べ残したデザートをエリックが、
「食べないなら僕が食べていい?」と何気なく聞くシーンが何か考えさせる。
なんか何気ないシーンなんだけど、とっても良いシーン。
裏表の無い、純粋な心から出る言動って本当に心が洗われる気がする。
日本のアカデミー賞を取った「告白」
もHIVをテーマにしてるけど、そっちは負から伝える感じかなぁ。
同じ重いテーマだけど、いろんな見せ方があるなって思う。。
次に
②冒険
これは「スタンドバイミー」とか「グーニーズ」
子どもたちのやんちゃな冒険って見ててハラハラしてなぜか面白い。
勇敢に大人に立ち向かうシーンがあるんだけど、
切ないんだよなぁ。。その武器とするものが。。
そして最後に
③母親の愛
ここがすごい。
2人の友情が主に違いないんだけど、
ちょいちょい出てくる母親の寛容さや、強さに感動する。
最後まで母親の感情って前に出てこないんだけど、
最後に勢いでる。
自分の子どもの親友を守るために怒るシーンが一番良いんだよね。。
ラストはさすがに泣いた。
初めから最後まで楽しめる良い映画でした。