#071 SOSの猿 /伊坂幸太郎

SOSの猿/伊坂 幸太郎

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Amazonの評価は低いですけど、
悪くないですよ。。
2つのストーリーがつながるシーンは気持ちがいいですし、
一貫したテーマも深く考えさせられます。
とはいいつつも、
人それぞれ、期待して読む点は違うので、
そこまで期待せず読んだほうがいいかもしれません。
どちらかというと、「フィッシュストーリー」に近いです。
―物騒な事件が起きたとき、
その加害者の家庭環境や動機、犯行の原因を人々が躍起になって見つけようとするのは、
ただ単純に、安心したいからかもしれない―
―自己顕示欲、名誉欲、嫉妬、孤独、そういったものは結局、
突き詰めれば、「僕を見て」ということになるだろう。
自分の存在を忘れないでもらいたい。―
―恥ずかしさは、「見放される」と言う思いと結びついているのではないでしょうか―
―コンスレレーション。日本語で布置。
ばらばらに存在している星が、遠くから眺めると獅子や白鳥に見えますよね。
それと同じように、偶然と思われる事柄も、離れて大きな視点から眺めると、
何か大きな意味がある。そういった巡り合わせのことを指すんです。
「意味のある偶然」と呼んでもいいかもしれません―
―物語を考えることは、救いになるんですよ―

原因と結果。
泣いている人の声(SOS)を聞くと助けにいきたいと思う気持ち。
自分の存在価値を証明したいという弱さから来る気持ち。
でも、何もできやしない弱い自分。
それでも、
自分のやることが、誰かの利益になることもある。
原因の原因が巡りめぐって、誰かを救うことに。
そう考えると楽になれます。。
株の誤発注で、誰かが利益を得、その利益が、誰かを幸福にする。
そんな話。
読んで頂いて、ありがとうございます。
SOSの猿/伊坂 幸太郎

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