#044 戦略PR/本田哲也

戦略PR 空気をつくる。世論で売る。 (アスキー新書 94) (アスキー新書) (アスキー新書)/本田 哲也
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「明日の広告」の続編にあたるくらい、広告とPRの両立の重要性を分かりやすく書いています。

いたるところで、「明日の広告」とリンクして説明しているので、この本を読んだ人は必読かもしれません。

「明日の広告」を読んだ人なら、まず、間違いなく、参考になると思います。

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) (アスキー新書)/佐藤 尚之
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PR。

以前、アメリカのPRを題材にした映画のレビューを書きました。

#007  サンキュー・スモーキング

この映画は、PR抜きにオススメの映画なのですが、

もとはというと、私が就職活動していたときに、PR会社の説明会があり、

そのときの社員の人がオススメしてくれたのが、この映画でした。
もしよろしければ、この映画もオススメです。。

まず、

この本の何がすごいって、この本自体もうまくPRしちゃってること。

「明日の広告」は結構話題になった本です。

それにうまくのっかってる気がしました。

「明日の広告」読んで、面白かったと感じた人は、この本も読んでしまう気がします。

実際読んでみて、「明日の広告」だけを読むだけでは、

広い意味での”広告”は知れなくて、この「戦略PR」も読んで初めて、”広告”を知れると思いました。

PRの位置づけは、本著いわく、

PR⇒広告

もしくは、

I- A  I D M A

│ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑

│―――――――

│ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

I-A I S A S

I(興味)が、ずっと影響し続ける。

…というような感じ。。
I(興味)をPRがおこし、A以下を広告が作る。

つまり、広告が商品を訴求するのに対して

PRが消費者のニーズを掘り起こす役割がある。

うまく広告とPRを連動させることが大事ってことを説明しています。


PRだけでもうまくいかないし、広告だけでもうまくいかない。

ネットやPRは、いろんな媒体をつなぐ「体液」のような存在。


▼PRの重要性

ここ10年で、消費者が受け取る情報は410倍以上に増えている。

また、最近の総務省の発表では、一気に637倍にまで膨れ上がっている。

だから、消費者は、いちいち広告なんて見ないし、信じない

したがって、

「宣伝力」や「商品力」だけでは、消費者に訴求できなくなった。。

そんな中、有効なのが、”空気作り”であるPR。

いつの間にか、「買いたい」という空気にさせることができる。

消費者を「買いたい気分」にさせる「空気」。商品を売るためにつ
くり出す「空気」。そして、そんな「空気」をつくり出せるのが、
「戦略PR」という手法。


PRは、消費者に「気づき」を与えて、「買う理由」を生み出すことができる。


「ビリーズブートキャンプ」、

「LG21乳酸菌入りヨーグルト」、

「『冷え知らず』さんの生姜シリーズ」
はたまた、オバマの選挙PRまで、全てPRがかかわって、成功したそうです。

▼PRに必要な3つの要素
1.おおやけ(公共性)
2.ばったり(偶然性)
3.おすみつき(信頼性)

自分が言いたいことではなく、”世の中のみんなが興味を持っていること”

をテーマにする。

1を作るために、「マスコミ」を活用し、

2を作るために、「クチコミ」を利用し、

3を作るために、「インフルエンサー」を活用する。


▼PRと広告の違い

①広告枠を買うか買わないか。

②信頼性が高いか低いか。

③コントロールしやすいかどうか。

あくまで一貫して「価値ある情報を提供する」というスタンスが大事。

PRは、お金を使うのではなく、アタマを使う。

消費者にどうやったら伝えられるか戦略をたてる。

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私が考えている広告の魅力って、3つあるかなぁと思っているのですが、

それは、


①「つながりを作ること」

②「社会のインフラを作ること」

③「有益な情報を届けること」


この③の、”有益な”という意味を掘り下げると、

A.面白い

B.役に立つ

C.分かりやすい

D.信頼性

この4つの結果、「売り」につながるんじゃないかなと思います。

PRって、このDの”信頼性”を訴求するために広告ではできないものだと思いました。

今、不景気で、広告費を削減してる中、

低価格で戦略から手がけるPRに需要があるんだと思います。

中小企業にも、戦略から丁寧に行うPRが必要となってくるかもしれません。。

PRについて、一般的なことを知りたい人にオススメです。

読んで頂いて、ありがとうございます。