「生きる」
「七人の侍」などの、黒澤明監督。
エンターテイメントの映画として楽しめ、少しシリアスな映画も深くて感動します。
そんな監督の名言。
最後の作品の「まあだだよ」の中で、
年取った主人公が子供たちに向かって話すコセリフ。
「みんな、自分が本当に好きなものを見つけてください。
自分にとって本当に大切なものを見つけるといい。
みつかったら、その大切なもののために努力しなさい。」
好きなことなら、人は夢中になれる。
良い言葉です。
ただ、仕事でも何でも、出会ったときは本当に自分がそれを好きかどうかはわからない。
監督自身も最初から映画監督になりたかったわけではないそうです。
「どうすれば、自分が夢中になれることに巡り合えるのか」ということに力み過ぎない。
無理やり自分が夢中になれるものを探そうとしないで、
まずは目の前にあることをやってみる。
どうしたって嫌いなものもあるので、そのときはそのときで、やめてもいい。
でも、
最初に分からなかったからといってダメだと決めつけず、
とりあえず、やってみる。
上手くできなかったり、
分からないことばっかりだと「つまらない」と思ってしまうかもしれないけれど、
押したり引いたりしつつ、やり続けていれば、
ある瞬間から夢中になれる。
何かに夢中になっているときは、本当に楽しい。
監督にとって、一番夢中になれたものが映画監督という仕事。
子どもたちにこういったことを、自信持って言ってあげられることは大事なことだなぁって思いました。
親に言われて何かをするよりも、
自分から夢中になって何かをみつけ、努力するほうが価値がある気がします。
読んでいただいて、ありがとうございます。