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とにかく良い映画。
本日、終戦記念日ということで、少し戦争に関わった映画を紹介します。
ユダヤ人強制収容所の話です。
でも、タイトルの通り、暗い話ではありません。
むしろ逆。とても明るい映画です。
なので、
強制収容所の恐ろしさとか、戦争の残酷さ、その現状とかを知りたい、考えたいという人には向かないかなと思います。(それについてのもっと良い映画はありますし。。)
それよりも、この映画は、”家族愛”と”笑い”がテーマ。
特に、父親の愛。
前半は、グイドというユダヤ系イタリア人が、小学校教師のドーラに恋をする話で、
いわゆるラブ(&コメディ)ストーリーですが、
後半は、戦争の話が濃くなって、強制収容所の話になります。
でも、一貫して変わらないのが、グイドのユーモア。
前半は、恋人との愛、後半は、息子への愛に見てて、あったかくなります。
”安心”を与えるために、現実をコメディにする。
息子に対しては、強制収容所に行くことを隠して、”楽しい旅行に行く”と言います。
いつ殺されるかも分からない状況になっても、
息子を心配させないよう、自分の子どもを守るために、
とても楽しそうに明るく、これは楽しい”ゲーム”なんだと”嘘”をつきます。
「これはゲームなんだ。泣いたり、ママに会いたがったりしたら減点。いい子にしていれば点数がもらえて、1000点たまったら勝ち。勝ったら、本物の戦車に乗っておうちに帰れるんだ」
って。。ウソをつき続けます。
誰かを安心させるために、”希望”を見せるために、戦うってスゴイことだなって思いました。
「さとうきび畑の唄」という太平洋戦争の頃の沖縄戦を舞台にした
明石家さんまが、ずーっとみんなに”笑い”をもたらして、過酷な戦争の中でも”希望”を与えていました。
重くないです。
重くさせないトコがこの映画の魅力。悲劇も全体で見せれば、コメディに変わります。
誰かを守るために、自分の命をもかける。
戦争なのに、こんなこと言ったら不謹慎だと承知して言いますが、
”かっこいい”なと思いました。
読んで頂いて、ありがとうございます。