#020 スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学/吉本 佳生

スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学/吉本 佳生
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面白かったです。

タイトルでまず惹かれました。でも、決してスタバのことだけ書いてあるのではありません。
簡単に、何が書かれてるのか紹介すると、、、

・ペットボトルのお茶はコンビニとスーパーのどちらで買うべきか?
・テレビやデジカメの価格がだんだん安くなるのはなぜか?
・大ヒット映画のDVD価格がどんどん下がるのはなぜか?
・携帯電話の料金はなぜやたらに複雑なのか?
・スターバックスではどのサイズのコーヒーを買うべきか?
・なぜ100円ショップはあんなに安いのか?
・経済格差が、現実にはなかなか是正できないのはなぜか?
・子どもの医療費の無料化は、本当に子育て支援になるのか?

…などなど

経済的思考の仕方で、身近な例を挙げて説明してくれてます。

ミクロ経済学をやってる人なら、多分当たり前のことかもしれませんが、、

それを実際に日常生活で使ってみな、考えてみな、って言われたらなかなか考えられないと思います。

だから、こうゆう本というのは、ためになるんじゃないかなと思います。

(↓ここからは、長いんで読まないでも良いかもしれません。もし興味があれば…。。)
あと、店側(供給側)がなぜこうゆう行動を取るかというのをしっかり分かれば、

うちら(消費者)側にとっても得なはず。
実際、供給側は、合理的に考えて戦略をしてるから、消費者がどうしようが、決まってるんだけど、知ってるのと知らないとでは雲泥の差だと思いました。

なにが??っていうのは読んでみれば分かるけど、、、実は、損してることってあるのかも。。

一例として、「携帯の料金プログラム」
これ、実際えらそうに言ってるけど、自分もよく分かってないで損していたかもです。
なんかその(携帯会社の)戦略の仕方が上手いなあって感心すると同時に、くそ、だまされたって思いも残りました。

これら、ほとんど、『取引コスト』の問題なんだけど、、、
説明するの少し面倒なので、、、、、

スタバの話で、簡単に言うとつまり、

コーヒー自体(原価)にお金を支払ってる割合というのは、相当低いということ。

あと、話で面白いのが、「子ども(小学中学生)の医療費無料」という話。
一見すごく利益がありそうな政策に思えるけど、実際は不利益にしかならないんだって分かりました。
…それはともかく、一番この本で考えさせられたのが、
『比較優位』の話。
機会コストとか、いろいろあるから、説明は面倒だけど、要は、

「多彩の能力を持つ人でも、自分だけで何でもしようとするのではなく、

自分より劣る人に助けてもらうことで、能率があがるよ。

反対に、低い能力しかないひとでも自分なりの能力を理解していれば、それを発揮できるよ。」

ということ。

だから、低い能力しかなくても、ちゃんと自己評価できていれば役にたつということ。

決して引け目になる必要はないってこと。

一番ダメなのが、低い能力しかなくて、なおかつ高い自己評価の人。つまり『自信過剰』野郎。

自分に能力がないってこと認めちゃった方が、成功する。

そうゆう人って丁寧に仕事するし、確実に与えられた仕事をこなすから責任感も持てる。自分の限界を知ってるから、

他人に任せることは任せるし、変なプライドがない分、スムーズに物事が進む。
平凡の力って思った以上に強いってことが分かった。

平凡な人がいないと世の中成り立ちません。

要は、ちゃんと自己分析(自己評価)することが大切ってこと。

感情で、感覚で考えるのも大切だけど、、
ものごとを、論理的に合理的(客観的)に考えることも大切だよなぁって、こうゆう本読んでて思いました。

読んで頂いて、ありがとうございます。