#010 中村俊輔

「察知力」という新書を読んで、中村俊輔選手のファンになりました。

(実は、私は、全くサッカーは見ません…。。)

恵まれた身体能力も持たず、身体も大きくない中村選手が、強くなるために大切にしてきたことがあります。

それが、”察知力

”察知力”とは、危機感を常に持ち、先のことを考え、そのための準備をする力のこと。

自分に何が足りないか、課題を見つける。

そのために、あえて、困難な道、自分の意とは違うような環境にもチャレンジし続けること。

こう著書の中で言っていました。

「壁がある方が落ち着く。

どんなに分厚い壁であっても、それから逃げることはない。

逃げようという気持ちも起きない。

どんなに困難で、たとえ、ぶつかって砕け散ったとしても、”ぶつかった”ことで得るものはあるから」

自分が何を求められているか、

目標を達成するために何をすべきか、

壁にぶつかったとき、それはどういった原因があるか、

周囲の変化を察知して、臨機応変に対応すること。

中村選手は、そういったことに敏感になり、

”サッカーノート”などを書いて、自分の気持ちや考えを整理し客観的に見る努力をしています。

壁が生まれたとき、それを越える作業が楽しいと述べています。

乗り越えれば、また一つ引き出しが増えるから、と。

中村選手のものごとに対するスタンスにとても共感しました。

困難な状況に立たされ、さらにもっと辛いときは、その壁さえも見えない状況がある。

その時、中村選手がすることは、

考えること

存在するはずの壁を必死で探すこと。

答えのないものを”悩む”こととは、ちょっと違います。

ノートに書いて、客観的に自分をみつめたり、毎日反復して練習したり、

周りの反応をよく見て、必要なことをみつける。

他の選手のことや、将来指導者になるために、監督の指示の仕方なども勉強しています。

そして、「未来の自分」「なりたい自分」を想定し、そのために必要な環境を選ぶこと。

新しい環境の中で、なじむ努力をする。

自分を知ってもらうためには、相手を知ること。

”察知力”ですごいなって思ったことがここです!

自分が強くなるために課題を考えて、それをどう乗り越えていくか考える

”対自分”の力だけでなく、

人を思いやり、他人の気持ちを感じる

”対相手”の力でもあること。

自分を知ることだけでなく、

相手を知り、理解し、

今、自分が何をすべきか考える力。

そこが、どんな自分でも、どんな環境でも、

どんな状況でも強くなり続けられる中村選手の”強さ”だと思いました。

中村選手のサッカーについて、全く知らないので、

偉そうなことを書けませんが(本で書いてあることしか知りません、、)

サッカーだけでなく、どんなことでもこういった考え方、生き方は参考になるし、尊敬するなって思いました。

最後に、いくつか好きな文章を書きます。

試合に出られない。チャンスが来ないとなれば、誰だって気持ちが落ちる。

でも、そういうときにこそ、踏ん張らなきゃいけない。

落ち込んで、くさってしまえば、オーラは消えてしまい、存在感が薄れ、

ますます出場チャンスから遠のくこととなる。

苦しいときにこそ、やらなくちゃいけない。

壁にぶち当たったとき、どうにかしようと立ち向かう、

前向きな気持ちを持つのはたやすいことではない。

だから、僕はもがく。

このまま終わるわけにはいかないし、終わるわけもない。

だから、この苦しい毎日を次に活かさなくてはならないと必死になる。

どんなに壁にぶつかっても、苦しい思いをしても、なお「サッカーが好きだから」と思い、

「巧くなりたい」と前へ前へと進んできた。

なりたい自分になるため、100%で生きることができれば”成功”だと思う。

成功か失敗なんて、誰にも分からないし、誰にも決められない。

今の僕に、自分が成功しているという気持ちはない。

ただ、成功させたいとい願い、毎日を100%で生きようと努めている。

どんな環境や立場であっても、今の現状を察知し、何度だって軌道修正して、

その厳しい現実の中で、自分を知り、懸命に生きることが大事なんだ。

中村選手のように、辛い状況でも、前向きに生きて、

自分で”今日も必死に生きた”と思えるように頑張りたいと思いました。

そして、

どんなに壁にぶつかっても、苦しい思いをしても、「生きることが楽しい、好きだから」と思い、

「もっと強くなりたい」と前へ前へと進んでいけるように。。。

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読んで頂き、ありがとうございます。