#013 ゴールデンスランバー/伊坂 幸太郎

ゴールデンスランバー/伊坂 幸太郎
¥1,680
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2008年本屋大賞を受賞した作品です。

伊坂幸太郎の本の中で、はずれがない。。

まるで映画を見てるようで、本当に面白い。

「ショーシャンクの空に」を見てるような気分。
「プリズンブレイク」を見てるようにドキドキ。
「それでもボクはやってない」のように主人公に感情移入してしまう。
終わり方は、ちょっと「バタフライエフェクト」のようにすがすがしい。

ミステリー好きな人にオススメ。

 
ストーリーは、
首相暗殺事件が起きる。その暗殺の濡れ衣を着せられた男が、ある陰謀から逃げて逃げて逃げまくる話。」

ありがちといえばそうですけど、構成がまず面白い。

第1部 事件のはじまり
第2部 事件の視聴者
第3部 事件から20年後
第4部 事件
第5部 事件から3ヶ月後

って時系列、また視点が異なってて、すべてがつながった瞬間が鳥肌ものでした。

2回読みました。。

キーワードは、

「人間の最大の武器は、信頼と習慣」

この本は、ある意味3度楽しみ方があると思いました。

①エンタメ的に
②社会問題を考える
③とにかく感動

は、純粋に楽しめるってこと。

読めば読むほど先が気になる。

主人公になった気分で、逃げてるし。

それに、読んでて、何気ない会話や行動が後々、生きてきます。
あ、これがこうつながるのかぁって。

は、ちょっと深い。
国とか権力によって、情報をいくらでも錯乱できること。
私たち国民がぼーっとしているうちにうまいよう、使われてるかもしれない。

それがエスカレートしていつの間にやら、戦争なんか起こったり…。
今の消費税引き上げや、環境問題もそうなのかも。。

そして、マスコミ。

バス、飛行機の運転手とか、料理人とか、直接人の命を握っているってことが分かりやすい仕事は良いけど、
それが分かりにくい職業だからこそ怖い。

人の人生がかかっている。
それだけ、責任を持って仕事をしないといけない。自分の人生をかけて仕事をしないといけない。
それを主人公の父親が訴える場面が感動的。

は、やっぱり伊坂幸太郎の作品だから、考えさせる会話や場面が多い。
何箇所か思わず、うるってくる場面もたくさんある。
信頼と、言わないでも伝わるってことが共通点。
やっぱり、主人公と一緒の気持ちになってしまうから、

「俺は犯人じゃない」って思いながら読むし、

ふとある時に、信じてくれる人がいると思わず嬉しくなって感動してしまう。
すごく感動した所、とっても言いたいけど、やっぱり言えません。
興味があれば、是非!

「たいへんよくできました」


読んで頂き、ありがとうございます。