私は、あんまりリーダーって、役目があまり好きではありません。
なぜか?
簡単に言うと、、
「上から目線になっちゃうから。。」
それは仕方がないかもしれない。
誰かに指示を出して、チームを円滑にするためには。
でも、なんかどうしても、トップダウンで、自分が正しい!っていう人が多い気がする。
みんなの意見を聞いて、それを取り込んでくれるなら良いけど、
まず、聞いてくれても、自分の考えを押し通す感じ…。。
私がやりたい”リーダー像”は、自分が偉いと思わない人。
全ての点において、全部”正しい”人なんていない。
ある点においては、劣っていたり、自分よりも優れている人はたくさんいる。
だから、自分が正しいとは思わない柔軟な発想ができる人になりたい。
自分がリーダーになっても、他のメンバーを常に尊重して、同じ目線でいれるリーダー。
自分を通さなくても、信頼して任せられる人。
例えば、この前、会社説明会で行ったDeNAの代表取締役社長・南場智子さんのような人。
この方は、例えば人事のことなら、その人事部長に全てを信頼して任せている。
説明会では、むしろ、人事の人が社長を使っていると言ってた。
モバゲーっていうモバイルサイトも、社長を何にも企画にかかわっていない。
社員を信頼して自由に仕事をさせたから、こんなにもヒット企画が世に出た。
社長よりも、給料が上の人もいるらしい。。。。
この組織は、トップダウンの経営ではなく、球体型の組織らしい。
一人ひとりが欠かせないメンバーと見る。
そういった、メンバーっていう考え方が今は、大事じゃないかな。
今ネットでコミュニケーションが活発になり、効果的になったし、
”リーダー”という役割が昔と変わってきている感じがする。
上司と部下の中で大切だと言われている
「ホウレンソウ」
これも、IT技術が発達して、誰もが、いつどこにいても簡単にできるようになった。
googleカレンダーなどで、スケジュールも公開できるし。
wikiというソフトで原稿も共有できる。
ブログもある。
一人のリーダーが連絡をみんなに届けるやり方ではなくて、
みんなが相互に連絡を取り合うコミュニケーションのやり方に変わったんじゃないかな。
リーダー一人が仕事の全体像を知って指示を出すのではなくて、
メンバー全員が全体像を把握して、それぞれが動く組織。
そっちの方が大切だと思う。
今年一月の「宣伝会議」で『チーム力』の大切さを書いてあったけど、
例えば、広告会社という組織で見れば、
営業、メディア、マーケ、クリエイティブなどいろんな職種があるが、
全員が全員、自分の仕事のスペシャリストでありながら、
自分の仕事だけ見るのではなくて、全体の目的を共有していることが大事。
そのために、ITリテラシーを高くして、コミュニケーションを活発にする。
自分の仕事の中でうまくいかないことがあった場合、スピーディーに報告をし、修正点を探し出し、改善案を提案実行すること。
そういったことが大事であると書いてました。
チームのあり方も変わって、
リーダーのあり方をもう一度再確認するべきなんだろうなぁ、。。
リーダーの指示だから、何かをするのではなくて、
他のメンバーがより仕事がしやすくなるように、チーム全体がスムーズに動けるようにと思いながら、
メンバーが働く。
一緒にいるメンバーを大切に想い、尊重する、そして信頼すること。
これが一番大切じゃないかな。
どんな失敗があっても、許せること。
共通の夢を共有して、どんなことがあっても信頼し続けること。
昨日のルーキーズというドラマを見てても思ったけど、
監督も、どんなことがあっても生徒を信じる。
そんな人を見て、不良野球部が、
「自分を信じてくれている人を裏切ることなんて、死んでもしねえーよ」
って言ってた。
そういうのって大事じゃないかな。
もちろん、未熟なチームでは、指示的なリーダーが必要だけど、
ある程度、成熟したチームでは、メンバーの自主性に任せた「委任型」のリーダーの方が望ましい。
探せば、みんなイイトコ、突出したトコってあるもんね。。
チームをリーダーシップから、メンバーシップに変えること。
今回のブログは、そういったことが書かれている
「チームハックス」という本を参考にさせていただきました。
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読んで頂きありがとうございます。