#004 秘密/東野圭吾

秘密 (文春文庫)/東野 圭吾
¥660
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昔見た記憶がある映画の原作。
友達にススメられ、読んでみて正解だった♪
話は、3人家族のうち妻と娘がある事故に巻き込まれるところから、始まる。
娘一人、助かって妻は死んでしまうのだけど娘の肉体に宿った意識は、妻のもので……という話。
2回、感動して泣きました。。笑
この話には、2つの秘密があって、
1つは、
体は娘、意識は、本当は妻という『秘密』もそうだけど、
もう1つの大事な『秘密』が、事故を起こして死んだスキーバスの運転手の家族の秘密。
その2つ目の秘密が分かるところで、不覚にも涙が出た。。
【自分が愛するものにとって、幸せな道を選ぶという発想がなかった。あんなに文也(息子)のことが好きだったのに、俺は何と言う馬鹿だったのか】
自分の子だとずっと思っていた父親。でも、本当は自分の子ではないと分かってしまう。そして、父親のふりはできないと逃げて行ってしまう。
それでも子どものためを思ってその事実を秘密にして、父親であり続けようと決心したときに言った言葉。
これを事故死した夫のために妻が告白すると場面、、、もうだめでした。。。笑
そして、ラストでまた感動した。
直子(妻)も、平介(夫)も、
”自分が愛するものにとって幸せな道を選んだ”
んだね。。
すごいと思った。
『自分が愛するものにとって、幸せな道を選ぶ』
確かに、それは理想であって、ただかっこつけて自分に言いきかすために使う文句かもしれない。。
でも、いざそれを実際にすることは簡単にはできないことだと思う。
結局、自分が大事だって思っちゃうし、、自然と自分が幸せになることしか考えられなくなってしまう。。
心から、愛する人が!幸せになってほしいと願う。
そう思えることは、難しいことかもしれない。
でも、やっぱりそう思いたいよね。。
自分が本当に大切だと思ってる人に、幸せな人生を送ってもらうことが自分の幸せでもあるのだからと…。。
その葛藤を描いている、
悲しくて、
でも読み終わって少し、すがすがしくにもなれる
とても、良い小説でした。